3月に引っ越しシーズンがピークを迎えますが、部屋を借りようとすると家賃保証会社や大家さんの審査があり、人によっては落ちることもあります。家賃保証会社や大家さんから「安心して貸せない」と思われれば、誰でも審査に落ちる可能性があるのです。審査に落ちる主な理由を確かめて、住みたい部屋を借りられるようにしましょう。
■審査に落ちる理由1 安定した収入がないと部屋を借りるのは難しい
安定した収入がない人は、審査に落ちる可能性が高いといえます。
会社員や公務員以外は、審査が厳しくなりやすいです。特に個人事業主の場合、審査時に「収入はどれくらいあるのか?」「確定申告はしているのか?」など、しつこく確かめられることもあります。
部屋の家賃が月収の3分の1を超える場合は、会社員や公務員でも審査に落ちる可能性が高くなります。
■審査に落ちる理由2 信用情報が傷ついている
信用情報に傷がついている、いわゆる「ブラックリスト」の人は、審査に落ちる可能性が高くなります。クレジットカードや借金の滞納は、信用情報を傷つける原因の一つです。
過去5年以内に滞納歴がある人は、クレジットカード会社が運営する家賃保証会社が審査を行う場合、落ちる可能性が極めて高いです。
不動産屋さんの中には審査について詳しい人がいるので、比較的審査が緩い家賃保証会社を探してもらいましょう。
■審査に落ちる理由3──家賃2年分の貯金がない
会社員や公務員以外の人は、貯金がないと審査に落ちるかもしれません。安定した収入が見込めない個人事業主やアルバイトの人は、貯金がないと印象が悪くなります。
安定した収入がない人は、家賃2年分の貯金があると審査に通りやすくなるでしょう。
■安定した収入がない人が部屋を借りるときは注意が必要
安定した収入がない人が部屋を借りるときは、特に注意してください。家賃保証会社や大家さんに警戒されるだけでなく、審査に7日ほどかかるケースもあります。
会社を退職して転職先が決まっていない人や個人事業主になる人は、できる限り会社退職後の引っ越しは避けたほうがよいでしょう。
避けられない場合は、できる限り家賃の安い部屋を選んで、最低でも100万円程度の貯金を用意しましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部