元プロ野球選手の清原和博氏が自身のツイッターで、芸能界を引退した島田紳助氏から電話で激励を受けたことを明かし、大きな波紋を呼んでいる。



 清原氏は9日のツイッターで新幹線の車内で自撮りした写真を投稿。「今、大阪に向かってます。明日は関西TV番組の収録です! 今日の夜は後輩の(同じPL学園OBで元プロ野球選手の)片岡(篤史氏)と飯食べる!」と報告した上で、「昨日の夜、紳助さんから電話があり親身になって励ましてくれました!」 と綴った。

 島田氏は人気絶頂の11年に暴力団関係者と交際があった事実を認め、芸能界を電撃引退。10年の月日が流れたがその影響力はいまだ大きい。今年2月に雨上がり決死隊・宮迫博之のYouTubeに電話出演。全盛期と変わらないトーク力が話題になり、動画の再生回数は300万回を超えた。

 YouTubeで清原氏と島田氏のコラボが実現すれば、話題になることは間違いない。ただ、球界関係者は複雑な表情を浮かべる。

「清原さんはYouTubeで『もう一度ホームランを打ちたい』と減量に取り組んだり、親友の佐々木主浩さん、名勝負を繰り広げてきた藤川球児との共演で野球談議をして目の輝きを取り戻している。石橋貴明さんも清原さんの球界復帰に向けて全面的に応援している。でも、島田紳助さんはちょっと違うような…。清原さんは純粋な性格なので信用した人にどっぷりはまってしまう。もちろん、島田さんは親身になって清原さんを激励して頂いたと思うのでそれ以上のことはないのかもしれませんが…」。

 清原氏は16年に覚せい剤取締法違反罪で懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決を受けた。しばらく表に出なかったが、19年に厚生労働省が主催した酒や薬物の依存症に対する理解を深めるイベントに出席。同年11月には東京都内で開催されたワールドトライアウトで監督を務め、恩師の東尾修氏とのトークショーにも参加。東尾氏が「(清原氏が)NPBのユニホームを着て本当の復帰をできるように応援してやってください。よろしくお願いします」と観客に呼びかけると、清原氏は「グラウンドで声援をいただいたのは、本当にこれからの人生にすごく力になると思います。そういう目標を持って頑張っていきたい」と言葉に力を込めた。

 20年6月に執行猶予が終了し、半年後にYouTubeを開設。4カ月でチャンネル登録者数は38万を超える人気ぶりだ。

 清原氏をPL学園時代から応援している都内在住の50代男性は動画が更新されるのを楽しみにしているという。だが、島田氏とYouTubeでコラボすることには反対だ。「清原さんの表情がどんどん明るくなっているのがうれしいんです。動画を見ると野球が好きな気持ちが伝わってくる。でも島田紳助さんと絡んでほしくない。関係性が深くなることで良いイメージがわかないので…清原さんに近寄らないで欲しいです」。

 清原氏のツイッターのコメント欄には、「依存症で悩んでいる者です。過ちを犯し生きる気力もなくなった時、清原さんの復活、活躍を目の当たりにして、勇気づけられています。応援しています。僕も清原さんのように頑張ります」、「清原さんと同い年です。大学進学で上京ししばらく寂しい生活でしたが、同い年のあなたが西武ライオンズで頑張っている姿に何度も励まされました。負けそうになったら、あなたのおかげで今がある人間もいることを思い出してください」など生きざまを励みにしているコメントであふれている。

 清原氏にしか届けられないメッセージがある。今後の活躍を祈るばかりだ。(牧忠則)