最近、バラエティー番組にひっぱりだことなっている、お笑いトリオ・3時のヒロインの福田麻貴(34)。1月24日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で、自身について「けっこうズボラ」だと告白していたが、世間から注目されているのは私生活でのモテっぷりだ。

 最近も「FRIDAY」(1月6・13日号)がイケメン俳優・岡田将生との6時間にわたる“ハシゴ酒デート”を報じたばかり。岡田は交際していたとされるフジテレビアナウンサーとの破局報道も続いただけに、一部メディアからは「略奪愛では」との臆測も出た。

「ハシゴ酒デートをした日は、そのアナウンサーの誕生日だったこともあり、一部からは福田さんが略奪したのではと推測されてしまった。しかし福田さんは、SNSで『まず書かれてることが事実と全然ちがいますぅ!』と報道を全面否定し、以前から岡田さんとは飲み友達だったと釈明しています。一方で福田さんをよく知るおぎやはぎの2人は、自身のラジオで『麻貴ちゃんモテるっていうよね』とこの報道に触れ、『女芸人はモテる職業になってきた』『男性も(恋愛に際し)女性の才能みたいなものを見るようになってきた』と指摘していました。かつては『女芸人=女を捨てる』というような風潮もありましたが、確実に時代が変わったということでしょう」(週刊誌の芸能担当記者)

 高校・大学時代はダンスサークルに所属していた福田。その後、「よしもと発めっちゃオモロいアイドル」の「つぼみ(現・つぼみ大革命)」の1期生となり、アイドルとして活動していた時期もある。アイドルの立ち振る舞いができるという点では、他の女芸人にはない才能を持っているともいえる。

「福田さんは“肉食系”をうかがわせる恋愛エピソードも豊富です。たとえば、納言の薄幸さんがMCを務める動画番組『納言幸のやさぐれ酒場』では、今でも『年1回のペースで告白されている』と明かしています。鏡を見て老けたと思ったら、保湿などのケアをするのではなく、『遊びます』と発言したこともありました。また、バラエティー番組で過去に交際していた俳優が匿名でコメントを寄せ、いつも個室居酒屋でキスをしていたという話や、エレベーターの中でキスをしたら、福田さんは物足りず上目遣いで“もう1回”とせがんできたという話を暴露していました。さらに2021年に『王様のブランチ』にVTR出演した際には、スタジオにいたオリエンタルラジオの藤森慎吾さんにガチ告白したなんてこともありました。岡田さんとのデート報道が出た際、『いちばん不本意なのは私が肉食系みたいに書かれてたこと』と不満を漏らしていましたが、過去に多くの“肉食系”トークがあったので、世間がそう見てしまったのも無理はないでしょう」(同)

 だが、福田は単なるモテ芸人ではない。本業のお笑い芸人としても評価は高い。放送作家は言う。

「福田さんはアイドルグループ時代からコント台本やイベント構成を手掛け、プロデューサー的な才能を持っていました。17年に『3時のヒロイン』を結成すると、その才能をさらに開花させ、破壊力のあるボケの2人を、福田さんが的確なツッコミで回し続けるというトリオ芸を確立。所狭しと躍動する2人を猛獣使いのごとく操縦し、結成2年で『女芸人No.1決定戦 THE W 2019』の頂点を極めました。タイミング的に第7世代がブレークし始めたときと重なっていたため、すんなりとバラエティー番組にスライドしてすぐに売れっ子になれたのも、芸人として“持っている”といえます」

■にしたんクリニックCMにおじさんもくぎ付け

 テレビ局からの“モテぶり”は数字にもしっかりと表れている。「2022年TV番組出演ランキング」(エム・データ)の女性部門では、新井恵理那、池田美優に続き、福田が単独で3位にランクイン。人気の高さを裏付けた。

「トークも突っ込みもできて、華もある。番組制作側からしたらとても重宝する存在です。頭の回転の速さはもちろんですが、きちんと学力もあるので、クイズ番組や教養番組からのオファーも多いようです。最近では、視聴率の高い『プレバト!!』で披露した俳句が俳句査定で才能アリ1位を獲得しています。辛口評価で人気の夏井いつき先生から『久しぶりに本物の句が来た!』と最大級の賛辞を受けていました。これでさらに出演番組の幅が広がる気がしますね」(前出の放送作家)

 今後、福田にはどのような活躍が期待されるのか。「ABEMA的ニュースショー」でコメンテーターとして活躍する元「週刊SPA!」芸能デスクの田辺健二氏はこう述べる。

「ピンでの出演が多いのは、彼女の芸人スキルが評価されている証拠です。『実はブラコンで、いまも実家に帰ると実兄と一緒にお風呂に入る』といったパンチ力のあるエピソードを豊富に持っているのも強みです。ただ、手練れの出演者が多いトーク番組では、たまに埋没してしまうことも。バラエティーの平場に生息する猛獣芸人たちを福田さんがどうコントロールしていくのかが今後の課題だと思います。最近ではタクシー内のモニターでもおなじみの『にしたんクリニック』のCMで、3時のヒロインの3人が勇ましく踊る姿にくぎ付けになったおじさんが多いため、福田さんへの注目度もさらに高くなっています。より輝くためには、政治や芸能も語れるコメンテーターの仕事を増やしてコメント力を磨き、ご意見番としての立ち位置を獲得していくのもいいかと思います」

 23年は公私ともに飛躍の年になるか。

(高梨歩)