秋篠宮家、長女の眞子さまと小室圭さんの婚姻届け提出と記者会見の日が近づいている。18日に小室さんが秋篠宮家を訪問することが明らかになり、眞子さまと実に3年2カ月ぶりの再会となる。結婚後、ニューヨークで生活するお二人だが、ある“ビジネスチャンス”が大いににあり得るという。英国王室評論家でジャーナリストの多賀幹子さんに聞いた。

 *  *  *

 あるベテラン皇室ジャーナリストは「眞子さまはニューヨークに渡っても“プリンセス”としてモテるというか、講演会などのお仕事の依頼がたくさんくると思う」との見方を示したが、英国王室評論家でジャーナリストの多賀さんもアメリカでの“プリンセス”人気をこう紐解く。

 「プリンセスは特にアメリカでは人気ですよね。例えばディズニー映画には昔からプリンセスが登場します。シンデレラ、白雪姫、美女と野獣……物語の中ではプリンセスをたくさん生んできた。特にアメリカには王室や皇室がないので、そこへの憧れや興味がある。だから、今回、眞子さまが渡米されると『プリンセス眞子』という題材に興味を示すことは大いにあり得ると思う。例えばNetflix。Netflixの「ザ・クラウン」は面白かったですよね」

 ザ・クラウンとは――英国君主、エリザベス2世。政界実力者との確執、王室のロマンス、そして20世紀後半を彩る歴史的事件の影で葛藤する、生身の女王の姿を重厚に描いた大作ドラマ。2016年からスタートしたシーズン1は、1947年のエリザベスとフィリップの結婚式に始まり、シーズン4ではチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚の破綻なども描く。

 「チャールズとダイアナのシーンについて『事実のように捉えられてしまう』との意見が出てイギリス国内で論争となりましたよね。これらを受けて、イギリス政府がNetflixなどの動画配信サービスにおいて公平性や正確性を担保するための仕組みを導入するなどの規制強化の検討をするまでになった」(多賀さん)

 規制強化にめげずに、人気のため当初予定されていたのはシーズン5までだったが、シーズン6は2022年配信予定が早々に発表されている。

 「シーズン4は、第78回ゴールデングローブ賞の受賞に続き、第73回プライムタイム・エミー賞は総ナメですからね」(多賀さん)

 エミー賞では、作品賞ドラマ部門、主演男優賞ドラマ部門、主演女優賞ドラマ部門、助演男優賞ドラマ部門、助演女優賞ドラマ部門、監督賞ドラマ部門、脚本賞ドラマ部門を受賞でドラマ主要7部門を制覇するのは本作が初めてとなった。

 「Netflixはこれだけではないんですよ、ロイヤル物は。ダイアナ妃のものもだけでも2作品あるし、ロマノフ王朝の題材の作品(『ラスト・ツァーリ: ロマノフ家の終焉』)もあるしウインザー家の人々の作品(『ハウス・オブ・ウィンザー イギリス王室の歩み』『ザ・ウィンザーズ』)もあり、必ずと言っていいほどよく当たる。Netflixにとって、ロイヤル・ドラマと言うのはドル箱なのでしょう。ヘンリー王子とメ―ガン夫人がお騒がせな今だからというのもあるのでしょうが、Netflixは巨額の資金で次々に打ち出してくる。その点から『プリンセス眞子』という作品が絶対ないとは言い切れない。もしかして、あるかもしれない。ロイヤル物をドル箱と捉えて『ザ・クラウン』の次の作品の題材を探しているかもしれない。海外からすると、日本の菊のカーテンの中に長く隠れていた神秘的な皇室からプリンセスが飛び出してきたのは初めてのことですよね。これは、あるんんじゃないかな」(多賀さん)

 眞子さまと小室圭さんの結婚までの一連の動きはドラマチックであり、“題材”に事欠かない。

「眞子さまの写真はたくさん世の中に出ていますよね。生まれた時におくるみにくるまれて紀子さまに抱っこされているものから、いままでの写真を集めて、ストーリーを編むことは不可能ではない。ドラマではなくてもドキュメンタリー風にもいくらでも製作が可能だと思う。26日の婚姻届けを出したあとの記者会見をハイライトで入れ込むとか。婚約内定会見から4年近くも離れ離れで、ロミオとジュリエットじゃないですが、全く迷いもない結婚はドラマ性がある。日本国民の多くから反対をされても愛を貫くことになるわけですからね」(多賀さん)

 また、お相手の小室圭さんも結婚を前にたくさんの話題を振りまいている。

「最近は法律事務所の履歴にJFKの賞をもらったと記載する表記の間違いが持ち上がりました。JFK賞はオバマ元大統領ももらった賞なので驚きましたが、フォーダム大学の内輪のJFK賞と経歴を後で修正していた。この辺りの話題が尽きないですよね。ヘンリー王子が王室離脱し、メ―ガン夫人とアメリカに渡って、Netflixと約160億円で契約してしまったように、契約するかもと心配をさせる方ですよね」(多賀さん)

 英国を離れアメリカに渡った“先輩”ヘンリー王子とメ―ガン夫人も相変わらず話題に事欠かない。

「新型コロナワクチンの提供の不平等な分配に抗議して、貧しい国にもワクチンをというチャリティーイベントでのスピーチのために、お住まいのカリフォルニアからニューヨークに行きました。いい話と思いきや、土曜のイベントなのに木曜日に到着し、ずいぶん早く到着と思ったら、アメリカ同時多発テロの跡地に建てられたビルの展望台を訪問されました。その時、ニューヨーク州知事とニューヨーク市長ご夫妻と息子さんのご案内を受け、ヘンリー王子とメ―ガン夫人は手なんか振って、王室を引退したのに、”まるでロイヤルの公務のように振る舞う”と批判された。それに続けて、ハーレムに訪問し、貧困層の子ともが多く通う学校でメ―ガン夫人が読み聞かせをしました。その時の本が、メ―ガン夫人が書いた「The Bench(ザ・ベンチ)」という絵本! 販促ですよね(笑)。メ―ガン夫人が長男のアーチー君が生まれたことで書いたもので2〜3歳対象の絵本を小学校5〜6年生(12歳くらい)に読み聞かせました。このニューヨークへの往復の飛行機もプライベートジェットで、民間の飛行機よりも二酸化炭素排出量が多いためイギリスの国民の怒りを買った。“環境のことをヘンリー王子とメ―ガン夫人は我々に説教しているのに!”と、2人を偽善者と非難した。また、プライベートジェットの提供者がコスメ会社の大富豪で、メ―ガン夫人はこの会社と契約したのではないかと憶測も飛び交っています。イギリス国民から総スカンを食らっても、メーガン夫人のお金に対するハングリー精神は止まることがありません。これは『メーガン商法』とも言われ、ツッコミどころが満載な状態です」(多賀さん)

 Netflixで『プリンセス眞子』というコンテンツでのビジネスがあってもおかしくない気がしてくる。(AERA dot.編集部・太田裕子)