愛子さまが12月1日、20歳の誕生日を迎えた。「愛子天皇」を待望する声がある中、記者会見では何を語るのか注目が集まる。AERA 2021年12月6日号から。

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 愛子さまはティアラを新調せず、叔母にあたる黒田清子さんのティアラを借用するという。コロナ禍で国民の暮らしに影響が出ていることを考えてのことだという宮内庁の説明に、SNS上では「さすが愛子さま」「素敵なご配慮」などと話題になったそうだ。

 週刊誌などでは、「愛子天皇」を期待する記事が定番化している。確かに愛子さまの堂々とした様子からは風格と気品が感じられ、読まれる記事になるのだろうな、と思う。各メディアの世論調査でも、女性天皇に賛成する人が8割近くいる。愛子さまを念頭に答えている人がほとんどだと思う。

 記者会見で「女性、女系天皇」についての質問が出るのかどうかはわからない。仮にあったとしても、「男系男子」による継承を皇室典範が決めている以上、極めて政治的な問題で、答えにくいには違いない。でも、愛子さまなら、「ノーコメント」ではなく、何かを答えてくれるのでは。そんなふうに期待してしまう自分がいて、これが我が「愛子天皇待望論」かと思ったりもする。

 眞子さんが結婚し、皇室を構成するのは17人になった。40歳以下は6人だけで、男性は秋篠宮家の長男悠仁さましかいない。こちらは喫緊の課題だから、「女性宮家」の議論はこれからきっと盛んになるはずだ。

 もし「女性宮家」ができるなら、愛子さまは間違いなくその対象となる。だから意見を知りたいが、これとて政治的な話だ。つまりそういう時期に愛子さまは20歳を迎える。何を語るのだろうか。どんな髪形だろうか。(コラムニスト・矢部万紀子)

※AERA 2021年12月6日号より抜粋