愛子さまのお誕生日の前日11月30日に秋篠宮さまの誕生日のお祝いのあいさつをするため赤坂御用地に入られた 代表撮影

 12月1日に22歳になられた天皇、皇后両陛下の長女、愛子さま。22年3月17日に、成年になられて初めての記者会見を立派に務められてからは、ますます頼もしくなり、「雅子さまに似てきている」との声もある。22歳の愛子さまを写真で振り返る。

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 今年1月2日、3年ぶりに行われた新年の一般参賀。その報道には、「愛子さまが成年後初めての出席」という言葉が必ずといっていいほどついていた。世の中の愛子さまへの注目の高さがうかがえるが、改めて当時を振り返ってみよう。

 天皇陛下、雅子さまに続き、皇族の方々が宮殿・長和殿のベランダにお出ましになり、愛子さまは雅子さまの隣に並ばれた。おふたりのドレスは色もデザインも異なるものの、どことなくフォルムが似ている。写真で確認すると、袖口の包みボタンが6つで、雅子さまと愛子さまはシンクロコーデだった。

23年1月2日新年一般参賀で、手を振る雅子さまと愛子さま

 同じく、愛子さまの父である天皇陛下の63歳のお誕生日を祝う2月23日の一般参加では、愛子さまは淡いピンク色で、袖口と首元に4層のオーガンディー(薄い生地)が施された格式高いドレスをお召しになっていた。

■腕の角度がほぼ一緒!

 ここでも驚くべきことに、雅子さまと愛子さまはシンクロしていた。白い手袋と扇(おうぎ)の持ち方が全く同じだったのだ。写真で見るとよくわかるが、左手のひらに白い手袋と扇をのせ、そこに右手を添えられている。雅子さまと愛子さまの腕の曲がった角度、腕の位置など、ほぼ同じといっていい。

23年2月23日 天皇誕生日の一般参賀での天皇、皇后両陛下と愛子さま

 天皇陛下の誕生日という大切な行事に、愛子さまと雅子さまが事前の準備をしっかりなされていた、と思わせるひとコマだ。ご家族で会話を楽しむことが多いといわれている天皇ご一家ならではでもある。

■愛子さまも笑ったごっつんこ

 そんな天皇ご一家の2023年ベストハプニングといえば、4月5日、春の御料牧場での「ごっつんこ」ではないだろうか。それは、コロナ禍のために約3年7カ月ぶりとなった天皇ご一家の地方でのご静養でのことだった。

23年4月5日、御料牧場内を散策する天皇、皇后両陛下と愛子さま

 天皇陛下が「あそこにちょっと桜が……」と指し示され、振り返ると雅子さまとごっつんしてしまった。雅子さまがすかさず「ごっつんこ」と優しくつぶやき、声を出して笑い合った。それにつられて愛子さまも笑顔になった。何度映像で見返しても微笑ましいシーンだ。

 御料牧場で家族仲良く過ごし、帰京した2日後の4月12日、愛子さま23年度初めて大学に登校されている。

 4年生になって初めて登校の日、愛子さまは記者の呼びかけに対して、

「大学最後の1年間、この緑豊かなキャンパスで良い学びができましたらと思っております」

 と抱負を述べられた。

 愛子さまの装いは、春風になびく柔らかな素材のシャツとベージュのワイドパンツ、足元はフラットシューズのコーデで、ごく普通の大学生らしいチョイスだった。 

学習院大学に通学する天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=23年4月12日 代表撮影

 夏のご静養の帰京の時の装いが、「GU」のものと思われる紺色のワンピースだったことも話題になった。国民も親しみやすいブランドを選ばれる自然体の着こなしに、学生時代を愛子さまらしく楽しまれているのではないかと推察される。

 2023年は、愛子さまの両親、天皇陛下と雅子さまにとって、即位から5年、ご成婚から30年の節目の年にあたる。5月30日には、特別展「新しい時代とともに―天皇皇后両陛下の歩みー」も天皇ご一家で鑑賞されている。

皇室特別展で結婚パレードで使った車を見る天皇、皇后両陛下と愛子さま23年5月30日 代表撮影

 雅子さまのご婚約内定会見のワンピース、ご成婚パレードのドレスなども展示されているこの特別展で、鑑賞中の愛子さまが天皇陛下に「プロポーズを再現して!」とリクエストされたことも話題になった。

■夏には髪を切ってイメチェン

 愛子さまが髪をバッサリ切って登場したのは、那須御用邸附属邸ご滞在のために那須塩原駅に降り立ったときだ(8月21日)。愛子さまの夏休みは卒業論文に取り組みながら、那須御用邸ではバドミントンやバレーボールなども楽しんだという。

23年8月21日JR那須塩原駅に到着した天皇、皇后両陛下と愛子さま 代表撮影

 

 11月21日、愛子さまは東京国立博物館(平成館)で特別展「やまと絵−受け継がれる王朝の美−」を鑑賞されている。報道された映像や写真では、愛子さまと雅子さまは立ち姿が驚くほどそっくりだった。

特別展「やまと絵―受け継がれる王朝の美―」を鑑賞する天皇、皇后両陛下と長女愛子さま=23年11月21日 代表撮影

 過去にも愛子さまと雅子さまの「所作がそっくり」と分析した、大手企業のマナーコンサルティングやNHK大河ドラマ、映画などのマナー指導も務めるマナーコンサルタントの西出ひろ子さんはこう話す。

「東京国立博物館での鑑賞されたときの立ち姿には、本当に驚きました。ここまでそっくり似ておられるのは、愛子さまが雅子さまをお母さまとして大好きだというのはもちろんですが、尊敬されている証だと思います。

 気持ちというものは態度や姿勢に表れるもの。愛子さまの雅子さまへ抱いている尊敬の気持ちが見る人にそう映るのでしょう。また、お二人の所作がそろって美しいのは、意識されている姿勢の“型”が同じだから、美しく見えるのだと思います」

 愛子さまが雅子さまと並ぶ姿は、優雅で美しい。22歳を迎えた愛子さまは、これからどのような女性に成長されていくのか。そのお姿を見守っていきたい。(AERA dot.編集部・太田裕子)