「福原遥」月9主演も決定で快進撃止まらず 同世代の広瀬すず・橋本環奈を追い抜くことはできるのか
AERA DIGITAL6/7(土)11:30

7月期の月9ドラマ「明日はもっと、いい日になる」(フジテレビ系)で、主演を務めることが発表された女優の福原遥(26)。本作は児童相談所を舞台にしたヒューマンドラマで、福原は警察官で、強行犯係の刑事から児童相談所へ出向を命じられ、新人児童福祉司として働くことになった主人公を演じる。福原にとっては、月9ドラマ初出演&初主演となる。
「現在放送されている大河ドラマ『べらぼう』では、“第2のヒロイン”として主人公を慕う花魁役で出演し、注目を集めています。同じく花魁役で反響を呼んだ小芝風花がドラマから事実上退場したのと入れ替わるように登場し、したたかで小悪魔的な色気を放ちつつ、風格も備えている花魁役を好演。小芝に負けず劣らずの存在感を放っています。福原といえば、今でも10歳のときに出演し、ブレークしたEテレのキャラクター『まいんちゃん』のイメージを持つ人も少なくないと思いますが、それが今や花魁役ですからギャップも魅力的です。近年は朝ドラ『舞いあがれ!』のヒロインを皮切りに、数々のドラマで活躍が続いています」(テレビ情報誌の編集者)
福原は1998年生まれで、広瀬すずや橋本環奈らと同学年。売れっ子女優が勢ぞろいしている黄金世代だ。これまでは広瀬や橋本と比べてインパクトが弱く、女優としては一歩出遅れていた印象もあったが、今後はそんな黄金世代の中心になっていくかもしれない。
「穏やかで爽やかな雰囲気がある福原ですが、最近はそのイメージとは異なるキャラも演じています。昨年9月にABEMAで配信されたドラマ『透明なわたしたち』では、凶悪事件の真相を追う記者役で主演を務め、正義感の裏には承認欲求を満たす目的もあるという複雑な心理がある女性を演じました。また、昨年7月期の主演ドラマ『マル秘の密子さん』では、成功のためにはどんな手も使う謎のトータルコーディネーターという役で、冷酷なところもあるダークヒロインを演じていました。朝ドラ以降は新境地も開拓していますが、一方でこれといった当たり作がないという印象もあり、そこが爆発的な人気につながらない要因なのかもしれません」(同)

■いちばんの正統派というポジション
世の中にムーブメントを起こす作品に恵まれるかは運によるところも大きいが、女優としての実績は着実に積み上げている。
たとえば2023年末に公開された水上恒司とのダブル主演映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」は、興行収入45億円を突破する大ヒットを記録。同作で福原は戦時中の日本にタイムスリップし、特攻隊員と恋に落ちる高校生を演じた。現代パートでは親にも学校にも不満を抱えイライラしているが、戦時中の日本では初恋の人を戦地へと送り出す気丈なヒロイン役を表情豊かに好演した。そんな「泣けるラブストーリー」が若者からも支持され、出世作となった。
これまで主演をいくつか経験し、自分が作品を率いるという覚悟も芽生えているようだ。民放ドラマ制作スタッフは言う。
「作品で自分が先頭に立つときは、妥協せずにしっかりと思いを伝えることを心がけていると、過去にインタビューで明かしていました。また、自分がしっかりしていないといけないので、自分の意見を大事にしつつ、みんなと話し合って良い作品を作りたいという気持ちが強いとも語っていました。こうした模範的で優等生的な姿勢は個性の薄さにつながる一方で、頼れる“座長”としては周囲からの信頼も生まれます。ずばぬけた華はなくても同世代の中では“いちばんの正統派”というポジションを築き、誰もが安心して見られる女優として重宝されていくと思います」
芸能ジャーナリストの平田昇二氏は福原にこう期待する。
「今やドラマや映画、CMなど多方面で存在感を放っていますが、まいんちゃん時代は、料理に挑戦するキュートな美少女ぶりが話題となり、番組を楽しみにしている大人の視聴者も多くいました。福原さんは子役としてデビューしているので、年齢のわりに芸歴は長いですが、これまで週刊誌や写真誌などで熱愛や交際を報じられたことはなく、“ノースキャンダル女優”としても知られています。ここは橋本環奈さんや広瀬すずさんと違うところです。また一部で『女優としての色気がない』という意見も見受けられますが、これもノースキャンダル同様、年配層へのウケの良さにつながっているように思います。ただ、演技力はあるのに意外と映画賞やドラマ賞の受賞は少ない。ここを克服すればさらに人気女優への道がひらけてくると思います」
確かな演技力に加え、ノースキャンダルを貫き通すプロ意識もある福原。ここからさらに突き抜ける活躍を期待したい。
(丸山ひろし)









