なでしこジャパンFW・菅澤優衣香が語る2019年 宝塚の男役も顔負けの“男前”ぶり

なでしこジャパンFW・菅澤優衣香が語る2019年 宝塚の男役も顔負けの“男前”ぶり

 2019年は、女子サッカーワールドカップ(W杯)が、フランス・パリで6月7日〜7月7日に開かれる。男子サッカー日本代表の「サムライ・ブルー」は18年のW杯でベスト16に進出し、予想以上に活躍。「なでしこジャパン」には、それ以上の成果が期待される。



 なでしこの「切り札」として期待されているのが、攻撃の中心FWの菅澤優衣香選手。3歳からサッカーを始め、09年に日本女子代表に初選出された。所属チームは浦和レッドダイヤモンズレディース。18年のアジア大会(ジャカルタ)の決勝では、後半残り3分で値千金のヘディングシュートを決め、優勝に貢献した。

「ここで決めないなら、いつ決めるんだという時間帯に出ていって決められたので、ほっとしました。決勝ゴールを決めてから、街中でも話しかけられるようになりました」

 でも、浮かれた様子はない。なでしこは、アジアトップで満足するわけにはいかないからだ。

「やっぱりワールドカップやオリンピックで優勝することが義務というか、期待されていると感じます」

 澤穂希が主将として率いたチームが11年のW杯で優勝してからというもの、目標は常に優勝。12年ロンドン五輪では銀、15年W杯は準優勝と結果を残しているが、2位ではなくトップになることへのプレッシャーは大きい。菅澤選手にとって今年は2度目のW杯だ。

「2回続けての銀は許されないと思っています」

 代表チームでの役割は、アジア大会でも途中から出場したように、「ここぞというときの切り札」。点を取るのが仕事のFWというポジションは、人を押しのけてでもシュートをするイメージがあるが、「自分の考えは少し違う」と話す。

「周囲を生かすことが、自分を生かすことになる。体格的に恵まれている欧米の選手と違って、日本人はお互いに生かし合う、パスをつないでいくようなサッカーが向いている。自分のいいところだけでなく、周囲の選手と補い合って、点を決めたい」

 田中美南や岩渕真奈らなでしこリーグではライバルの選手たちも、代表で一緒になれば、心強い味方になる。なでしこならではの、緻密(ちみつ)な戦術を実行するのに重要なのがメンタル。菅澤選手は「試合で緊張したことは1回もない」というハートが自慢だ。

 相手のDFの一瞬のすきを突くような身のこなしも強み。屈強な外国人選手のプレーも参考にして、ハードな“当たり”も、ものともしない。茶髪のショートカットに細身の外見。宝塚の男役を思わせる「女性が憧れる」かっこよさがある。

「それ、よく言われます。ご年配の方や女性のファンが多いんです(笑)」

 と、本人も認めるように、思わず「男前!」と言いたくなる雰囲気だ。19年の決意を語る目はりりしい。

「ワールドカップの優勝です。まずは代表に選ばれないと。下の世代も優秀な選手が多いので、競争は激しくなっています。けがをしないように気を付けて、いつ出番が来てもいいように準備したい」

 得意のヘディングシュートは本番でも炸裂(さくれつ)するのか。なでしこのプレーから目が離せない。(本誌・工藤早春)

※週刊朝日オンライン限定記事


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