青森県南地方有数の桜の名所で、国の「日本の道百選」にも選ばれている十和田市官庁街通りの桜並木が見頃を迎えている。17日は雨がそぼ降る中、道行く人たちが思い思いにかれんな花を眺めたり、写真に収めたりしていた。

 官庁街通りのソメイヨシノは13日に開花。沿道には155本の桜と161本の松が並び、春には薄桃色と緑色のコントラストが美しいと、毎年国内外から多くの観光客が訪れる。

 子どもの頃から毎年花見に訪れているという同市東三番町の今真理沙さん(25)は「今年も開花は早かったけど、やっぱりすごくきれい」と笑顔。6月に出産予定といい、「来年は子どもと一緒に桜を見に来たい」と頬を緩ませた。

 十和田商工会議所によると、見頃は20日ごろまで続く見込み。【全文】