7月31日〜8月4日に行われる青森県南地方最大の夏祭り、八戸三社大祭の開幕まで残り1カ月と迫る中、八戸市内の27山車組では趣向を凝らした山車作りが本格化している。お囃子(はやし)練習も始まり、祭りムードが徐々に盛り上がってきた。

 南白山台3丁目に山車小屋を構える白山台山車組の今年のテーマは「雷神・源義平 布引の滝にて平氏を撃(う)つ」。29日は昼から5人態勢で、せり上がり部分に飾るモミジを制作する作業にいそしんだ。

 親方の三上賢彦さん(49)は「子どもたちが楽しめるお祭りに向けて、立派な山車を出したい。まだまだこれからなので、急ピッチで仕上げていきたい」と力を込めた。

 八戸三社大祭は、7月31日の前夜祭で開幕。8月4日の後夜祭まで5日間の日程で実施される。【全文】