八戸三社大祭の開幕を前に、八戸市水産科学館マリエント(吉井仁美館長)で1日、「水の中の三社大祭」が始まった。祭り会場を再現した館内で、水槽の中を優雅に泳ぎ回る魚たちが来館者を楽しませている。8月31日まで。

 同イベントは市内外から訪れる来館者に同祭を知ってもらうため毎年開催されており、今回が5回目。期間中、館内は祭り会場のようにちょうちんや紅白幕などで装飾され、山車さながらの色鮮やかなひれを持つキリンミノカサゴ2匹や、祭りの演目の一つである虎舞に見立てたトラザメ3匹などが展示される。

 初日は市内外から多くの人が来館。祭りの情景を思い浮かべながら、泳ぎ回る魚たちに魅了されていた。

 台湾の台南市から家族で訪れた張淑玲(チャンシューリン)さん(42)は「ミノカサゴの色合いが明るく美しい。泳ぐ姿が幻想的だ」と感動していた。

 入場無料。時間は午前9時〜午後6時。【全文】