ニューヨーク ハリケーンで「緊急災害宣言」=津山恵子
 大型ハリケーン「アイダ」が襲来し、ニューヨーク市や付近の14の郡は9月1日夜から2日未明にかけて、記録的豪雨に見舞われた。州内の各所では大雨による洪水や鉄砲水が発生し、浸水により地下のアパートに閉じ込められたり、流されるなどして住民15人が命を落とした。

 アイダは8月末、メキシコ湾から南部ルイジアナ州に上陸。ニューヨーク市のセントラルパークでは1時間に80ミリ以上の降水量を記録した。

 豪雨の爪痕は大きく、多くの家屋や学校、病院などの施設が一部崩壊したほか、ニューヨーク市の地下鉄も浸水したため、通常のダイヤに戻るにはかなりの時間がかかる見通しだ。

 ニューヨーク州のキャシー・ホークル知事はバイデン大統領に対して「緊急災害宣言」を発令し、政府からの支援金を得られるよう要請。記録的豪雨被害の救済のため、連邦政府から500万ドル(約5億4500万円)の支援金を受ける見通しだ。

 被害にあった家屋や公共施設などの被害総額は3000万ドル(約32億7000万円)を優に超えるとみられ、さらなる支援金を政府に要請し、支援を受けることになりそうだ。

(津山恵子・ニューヨーク在住ジャーナリスト)