ロシア アジア食人気で調味料現地製造=大北祐
 ロシアでは日本食をはじめアジア食が人気だ。食材の需要増加を受け、しょうゆ、とんかつソース、てりやきソースなど日本食を支える調味料などを製造するロシアの企業が登場。近年の食品展示会では現地製造の日本風調味料が展示されている。

 健康的というイメージもあり、人気の日本食。特に、「スシロール」はロシア人が広く食する日本食の定番として定着し、モスクワではスシロールを提供するレストランが数多く存在し、一般のスーパーマーケットでも販売されている。中には、家庭で作るためにすし用の米、のり、しょうゆ、ワサビなどが並ぶコーナーもある。

 最近では、ベトナムのフォーやタイのトムヤンクンなどの人気も高まっており、日本食レストランは多様なアジア食を取りそろえるアジアレストランに進化している。近年の日本風調味料の現地製造の動きは、こういったアジア食ブームが背景にある。これまで多くの日本食レストランでは価格が安い中国製の食材・調味料を利用してきたが、現地で製造することでよりロシア人の好みのものを作ることができる。今後はロシアの日本食レストランで使う調味料は現地製造が主流になる可能性もある。

(大北祐・JETROモスクワ事務所)