来季の国内女子ツアー出場権をかけたQTファイナルステージは4日間の日程を終えた。

小倉彩愛、大里桃子は上位フィニッシュ

◆国内女子プロゴルフ<QTファイナルステージ 11月28日〜12月1日 葛城ゴルフ倶楽部 宇刈コース(静岡県) 6421ヤード・パー72>

 今季のシード喪失者の中でも、自分のゴルフに悩みながらQTファイナルを戦っていたのが金田久美子と渡邉彩香だ。35位前後に入れば来季の前半戦出場権を獲得となるが、現実は厳しいものだった。

 昨年11年ぶりのツアー2勝目を手にしたが、1年でシードを落とした金田久美子。QTファイナル4日間を戦い抜き、通算4オーバーの51位で終わった。

51位という結果に終わった金田久美子(写真は樋口久子 三菱電機レディス) 写真:Getty Images
51位という結果に終わった金田久美子(写真は樋口久子 三菱電機レディス) 写真:Getty Images

「今年1年を物語っていたゴルフでした……」と涙をぬぐいつつ、「今年1年がダメだったら難しいと思ったけれど、もう一度がんばってみたい」と来季も現役を続ける気持ちだ。

 また、通算4オーバーで56位の渡邉彩香も「これが今の私の現状。悔しい気持ちが強い。ゴルフから離れることは考えていないので、これから少し休んでオフや来年のことを考えていきたい」と語っていた。

 今季シードを落としながらもQTファイナルで見事に35位前後という順位をクリアしたのは、2位の小倉彩愛、6位の大里桃子、10位の岸部桃子、26位の三ヶ島かなとなった。

 49位のセキ・ユウティン、52位の黄アルム、64位のサイ・ペイイン、78位の植竹希望は、来季の主戦場がステップ・アップ・ツアーとなる可能性が高い。それでもセキは「出られる試合は限られる中でも日本ツアーでがんばりたい」と前を向いた。

キム・ミョンウ