国内女子ツアー「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」が7月4日に開幕する。地元・北海道出身でディフェンディングチャンピオンの小祝さくら(こいわい・さくら)が連覇へ向け、静かに意気込みを語った。

地元の北海道には今年初めて上陸

◆国内女子プロゴルフ<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 7月4〜7日 真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道) 6667ヤード・パー72>

 国内女子ツアーの第19戦「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」が7月4日から4日間、北海道札幌市の真駒内カントリークラブ 空沼コースで開催される。

前年大会は小祝さくらが通算12アンダーで逃げ切った 写真:Getty Images
前年大会は小祝さくらが通算12アンダーで逃げ切った 写真:Getty Images

 前年大会は最終日を2位と2打差の単独首位から出た小祝さくらが、通算12アンダーで逃げ切った。地元・北海道で初めての勝利(ツアー9勝目)だった。小祝は現在の調子について問われると「練習ラウンドや今日の感じだとまぁまぁかな」と淡々と答えた。

 地元の北海道には今年初めて上陸した。「暑いといっても関東に比べると暑さのレベルとか違うので、まだマシなのかなと思います」という。地元の期待は大きいが、本人は「あまり変わらないです。いつもと一緒です」と気負いも全くなさそうだ。

 コースは前年から改修が施され、4番パー4が350ヤードから378ヤードに、6番507ヤードから535ヤードに距離が伸びたが、それを伝え聞くと「そうなんですね。わからなかったです。ティーがどこになるかわからないですが、全然気が付かなかったです」とマイペースぶりは健在だ。

 今年は常に上位に食い込む安定したゴルフですでに2勝を挙げ、年間ポイントレースのメルセデス・ランキングでは現在3位につけている。「すごく安定感のあるゴルフができていて、ショットもパットも安定していたのでこの順位にいると思う」と前半戦を振り返る。

 同ランクトップの山下美夢有と同2位の竹田麗央は今週出場を見送っている。単独23位以上に入ればランクトップに躍り出るが、「まだまだ続くので、結果は最終的についてくるかなという感じです。あまり気にしても何も変わらないので」と飄々(ひょうひょう)とした様子だ。

 予選ラウンドは同じ北海道出身の菊地絵理香&政田夢乃とのペアリングになった。「まあそう来るかなと。去年の感じからだいたいそう来るかなと思っていたので、見たときは予想通りでした」と笑う。

「いま調子も悪くないですし、しっかりこれを継続していけたら。後半戦は成績がうまくいかないことが多いので、そういった波を減らせるように今年はがんばりたい」と静かに連覇へ向けて意気込んだ。

e!Golf編集部