最新LEDで日中のラウンドと遜色なし!? アコーディア・ゴルフの「ナイトゴルフ」は夏ラウンドのスタンダードになるのか?
ゴルフのニュース6/16(月)19:10
大手ゴルフ場運営会社のアコーディア・ゴルフは、2025年6月13日から東千葉カントリークラブ(千葉県)とアクアラインゴルフクラブ(千葉県)の2コースで「Night Golf(ナイトゴルフ)」営業を開始しました。これに先駆けてメディア視察会が開催されました。
アコーディアの2コースでナイトゴルフの新規営業開始
大手ゴルフ場運営会社のアコーディア・ゴルフは、2025年6月13日から東千葉カントリークラブ(千葉県)とアクアラインゴルフクラブ(千葉県)の2コースで「Night Golf(ナイトゴルフ)」営業を開始しました。これに先駆けてメディア視察会が開催され、東千葉カントリークラブに足を運んできました。
同社はこれまで大厚木カントリークラブ 桜コース(神奈川県)、堺カントリークラブ(大阪府)、三木セブンハンドレッド倶楽部(兵庫県)の3コースでナイトゴルフを実施してきました。今回2カ所を加え、全国5カ所に規模を拡大します。その理由は大きく分けて2つです。「昨今の気温上昇に対応するため」と「多様なプレースタイルの拡大に対応するため」です。

コロナ禍でゴルフを始めた若い世代のゴルファーを中心に、ナイトゴルフは今、高い需要を誇っています。夏の厳しい暑さや日焼けを避けられること、日中の仕事が終わってからスタートできること、ライトップされた幻想的な雰囲気の中でプレーが楽しめることが大きな魅力になっています。
近年、日本の夏は日中にゴルフをプレーするには少々暑すぎる天候が毎年続いています。夏の高校野球では、熱中症の原因となる気温の高い時間帯を避けるため、試合を午前と夕方に振り分ける2部制が試験的に導入されました。ゴルフ場の営業もこれに準じたスタイルにシフトしていくことになりそうです。
ただし、これから本格的な夏を迎えると、朝7時台ですでに気温が高いですから、18ホールをプレーするのに4〜5時間かかるゴルフは早朝にスタートしても暑い時間帯を完全に避けることができません。必然的にナイトゴルフの需要が高まることになります。
一方で、ナイトゴルフは需要があるからといって簡単に実施できるわけではありません。18ホールという広大な敷地をライトアップするには多額の費用がかかります。参加メディアから導入費用について質問を受けた同社は、「費用的なところは控えさせていただきたいと思いますが、かなりの額がかかっているのは事実でございます」とコメントしています。
また、近隣への配慮も必要です。今回視察プレーした東千葉カントリークラブは、通常営業は東コース18ホール、西コース18ホール、計36ホールですが、ナイトゴルフは西のアウトコース(1〜9番ホール)と東のインコース(10〜18番ホール)の変則営業です。これは夜間照明で近隣に迷惑をかけないように照明施設を設置するには、このホール構成が適していたからです。
ナイトゴルフは日中のゴルフとまったく違った趣がある
視察会当日はあいにくの雨で、暑い時間帯を避けるという効果は半減しましたが、涼しくなってからスタートするメリットは十分に感じました。この日のスタート時間は16時52分でしたので、空はまだ明るいですが、気温は日中に比べてだいぶ下がります。ラウンドを進めるうちに照明が点灯し、ライトが明るくなっていくにつれて周囲が暗くなっていきます。

この時間帯の雰囲気が、プロ野球やJリーグの観戦でまだ日差しの明るいうちに観客席に座り、試合が近づくにつれてナイター照明が徐々に明るくなっていく印象と似ていて、独特の高揚感があります。そしていつの間にか周りの景色が見えなくなり、明るいライトの下でボールの行方だけに目を奪われる感じは日中のラウンドとは違った趣があります。
今回の視察会参加者の中にもナイトゴルフ初体験という人がけっこういましたが、まだ一度も経験したことがないゴルファーは今夏にぜひ経験してほしいです。新感覚のゴルフを味わうことができます。
それとナイトゴルフは夏季限定プランと思っているゴルファーもいるようですが、通年で営業を行なっています。秋と冬は日照時間が短くなりますから、スタート時点から照明施設の恩恵を受けることができます。
ナイトゴルフの魅力は気温上昇への対応もさることながら、多様なプレースタイルの拡大ではないかと個人的には感じています。早起きが苦手な人や仕事と遊びを両立したい人にとって、ナイトゴルフはうってつけのプランです。いろんな世代がいろんな時間帯にゴルフを楽しめるようになり、このスポーツに魅力を感じる人が今以上に増えてくれることを願っています。
保井友秀











