本格的なコンペシーズンが到来しました。そこで困るのが、景品を持ち寄るタイプのゴルフコンペ。一体何を持って行くのがいいのか迷います。喜ばれる&嫌がられる景品とは何か、ゴルフコンペマイスター・古谷理朗さん(エンタメゴルフ社長)に教えてもらいました。
サイズの合わないウエアもらっても… 持ち寄りコンペでの失敗例
ゴルフコンペの中には、参加者が景品を持ち寄るタイプのコンペが結構あります。仲間内の和気あいあいとしたコンペでよく使われる方法です。お中元やお歳暮の残りのお酒が集まったり、参加者が宣伝を兼ねて自社商品を持ってきたり、景品がバラエティー豊かになって楽しいです。
でも、いざ「予算3000円くらいで、景品を持ってきてください」と言われると、何を持っていけばいいか迷いますよね。せっかくなら、みんなに喜ばれる景品を選びたい! という方のために、持ち寄りコンペで景品を選ぶコツをお話します。

まず、よくある失敗例からご紹介します。当たり前ですが、「自分がもらってもうれしくないもの」はNGです。持って帰っても使い道のない置物やインテリアなどは不評です。
中には、結婚式の引き出物を持ってきた人もいます。いい物かもしれませんが、名前入りのものはご遠慮願いたいですね。
また、自分がよいと思っているものでも、「趣味嗜好性の高いもの」や「サイズがあるもの」は避けましょう。ゴルフウエアなど、自分にはぴったりのサイズや好みのデザインのものでも、もらった側は困ってしまいます。
センスのよい持ち寄り景品選びのコツとは?
では、どんな景品を持ち寄れば喜ばれるでしょうか? 「センスいい!」と参加者にほめられる3つのポイントをご紹介します。
・持って帰って家族が喜ぶもの

家族に喜ばれる景品というのは、参加者にとってもうれしいものです。定番は食べ物ですね。お酒やコーヒーだと子どもが楽しめないので、お菓子や麺類、飲み物であればジュースを準備するのがオススメです。
・ゴルフ場のある地域のお土産になるもの
ゴルフ場がある場所のお土産品を準備すると、他の人とかぶらずに喜ばれます。その季節の野菜や、その地域で有名なお菓子や特産品などです。普通のコンペだとなかなか手に入らない景品なので、表彰式でも注目の的かもしれません。
・その季節ならではの話題アイテム
季節性のあるアイテムも、喜ばれます。例えば、夏のコンペであればひんやりグッズや暑さ対策グッズ(ポータブル扇風機など)、冬のコンペであればあったかグッズ(保温タンブラーやエコカイロなど)を準備してみましょう。イメージとしては、東急ハンズやLOFTといった雑貨店で、目立つ場所に展示してあるアイテムを準備する感じです。自分ではあえて買わないものが多く、話題性もあるので表彰式が盛り上がります。
参加者が景品を持ち寄るタイプのコンペは、意外性のある景品が集まることも多く、結構楽しいスタイルです。
いざそういうコンペに参加することになった方は、この記事を参考に参加者に喜ばれる景品を準備してください。
【ゴルフコンペマイスター】古谷理朗(ふるたに・みちお)
大阪生まれ堺市在住のゴルフ好き(幹事歴500回超)。コンペ賞品選びに苦労した経験から、ゴルフコンペ景品通販ショップ「エンタメゴルフ」を立ち上げ、「表彰式が盛り上がるおもしろ景品」に注力して企画販売を行っている。忙しい幹事さんの景品選びを手伝い、コンペ成功をサポートするのが生きがい。
古谷理朗