昨年11月に世界初公開され、大きな注目を集めているトヨタの新型「プリウス」。ゴルファーにとって、キャディーバッグなどの積載能力は気になるところです。

キャディーバッグは3つが限界?

 郊外にあることが多いゴルフ場へは、クルマで移動するゴルファーが大半でしょう。そのため、ゴルファーはキャディーバッグを積むことを前提として、積載能力をポイントに、購入するクルマを選ぶ人も多いはずです。

 いま大きな注目を集めているクルマといえば、トヨタの新型「プリウス」が挙げられます。新型プリウスは、昨年の11月に世界初公開され、今年の1月10日にHEVモデルが発売となりました(プラグインハイブリッド車は、3月頃に発売予定)。

世界中から注目を集めているトヨタの新型「プリウス」
世界中から注目を集めているトヨタの新型「プリウス」

 トヨタの各販売店にも実車が並び、SNS上では「スポーティーでカッコいい」「シンプルなインテリアで高級感がある」など、ユーザーからさまざまな反響が寄せられています。

 シャープなヘッドライトに低重心なスタイルのシルエットで、従来型と比べ、スポーティーかつ高級感のある印象を強めた新型プリウス。ゴルファーの愛車としては、キャディーバッグを積む積載能力が求められますが、実際のところ、その余裕はあるのでしょうか。

 トヨタ販売店の営業担当者は、新型プリウスの積載能力について次のように話します。

「ラゲージスペースには、キャディーバッグをヨコ置きにするかたちで積載が可能です。ただ、ラゲージの上部は車体の形状の問題で、やや横幅が狭くなります。そのため、横置きでキャディーバッグを2つ積むことは難しいかもしれません」

 新型プリウスのラゲージスペースの容量は410リットルと公表されています。具体的なサイズは明かされていませんが、大きめのスーツケースがヨコ並びで2つ収納できる広さです。

 後席は6:4分割可倒式リヤシートを採用。片側の座席を倒して収納スペースを広げることで、キャディーバッグをタテに積載することも可能になります。

 この方法を活用した場合、ラゲージにヨコ置きで1つと、倒した座席の上にキャディーバッグが2つ積載できます。キャディーバッグの大きさによっては、倒した座席の上に3つ重ねることもできるでしょう。

 ラウンドの際は、キャディーバッグ以外にも着替えなどを入れたボストンバッグを持って行くゴルファーが大半ですが、そうした荷物も隙間のスペースを活用することでなんとか積み込めそうです。

店頭でキャディーバッグの積み込みを試せる

 しかし、ラウンドは基本的に4人1組で回りますが、新型プリウス1台に4人分の荷物と人員が乗り込むことは難しいでしょう。4人以上でのラウンドの場合は、クルマをもう1台用意し、2台に分かれて移動するのがベストです。

スポーティーかつ高級感のある印象
スポーティーかつ高級感のある印象

 ちなみに、トヨタの営業担当者は「店頭にある新型プリウスに、キャディーバッグを実際に積むこともできるので、もしお試しになりたい場合は、ご自身のバッグをお持ちください」と話します。

 新型プリウスの購入を検討しているゴルファーは、近隣のトヨタ販売店に相談し、積載能力をご自身の目で確かめてみると良いかもしれません。

新型プリウス 最上級グレード「Z(E-Four)」

メーカー希望小売価格2WD:370万円(税込み)E-Four:392万円(税込み)全長:4600mm全幅:1780mm全高:1430mm燃費:WLTCモード28.6(26.7)km/L ※( )はE-Four総排気量:1.986L

ピーコックブルー