元賞金女王の森田理香子がプロデュースするゴルフウエア「yummy rose(ヤミーローズ)」がそごう横浜店で期間限定ショップ(4月25日〜5月1日)をオープンしました。28日には森田自身が来店し、着こなしのアドバイスを送っていました。
森田理香子のゴルフウエアへの“こだわり”とは?
元賞金女王の森田理香子がプロデュースするゴルフウエア「yummy rose(ヤミーローズ)」が、そごう横浜店で期間限定ショップ(4月25日〜5月1日)をオープンしました。28日には森田自身が来店して接客をすると聞き様子を見に行くと、普通のショップ店員であるかのように接客の準備をしていました。
「ヤミーローズ」は2021年に森田の地元・京都で誕生したゴルフウエアブランド。設立当初から森田はデザインや素材へのこだわりなどのアドバイスをしながら、試行錯誤を重ねて商品のバリエーションを増やしています。
デザインの基本は黒と白を基調としたものがベースとなっているようですが、森田自身はウエアにどのようなこだわりを持っているのか聞いてみると、ブランドに対する思いを熱く語ってくれました。
「例えば今年の秋冬はダルメシアン柄を入れてみようかなと考えています。そのシーズンに合わせて色を加えたり、柄を入れたりを考えています。私は現役の頃、そんな派手なのは好きでなくて、地味なウエアをよく着ていました。柄物とかは着られなかったんです。一番は動きやすさ、機能性が大事でした。それに、プレーしていると女性は汗ジミが気なったりしますよね。そういうのも考慮して、汗が目立たない素材を採用しています。すべてメイド・イン・ジャパンなんですよ。あとはプレーにも支障がでないような機能性にもこだわっています。機能性がよくないと次も購入しようという気持ちにはなりませんから、買ってくれた方が『また買いたい』と思ってくれるモノを作ろうと心がけています」
実際に商品を見た印象としても、黒と白がベースなので、シンプルかつ合わせやすさがあり、手で触った感触も素材のが実感できるものだった。この日は店頭に立つ森田を目当てに多くの“熱烈なファン”も訪れ、商品を試着するファンと笑顔で会話を楽しむ森田の姿が印象的でした。
現役時代に比べ「飛距離は全然落ちてない」
森田は18年を最後にツアーから離れ、その後は企業コンペやツアー解説などに携わっていました。しかし、昨年はインスタグラムやフェイスブックのSNSを見てもほとんど活動している様子は報告されていませんでしたが、少しの休養を経て、今は本格的にゴルフに関わる仕事を再開する気持ちでいるようです。現在、重要な活動の一つとなっている「ヤミーローズ」のサイトでは森田がモデルとなっての宣伝もしており、ジワリと認知度も高まりつつあります。
今後の展望については、「基本はインターネットショップでの販売なのですが、昨年初めて東京の池袋西武でポップアップのショップを出したんです。今回が2回目。実店舗を持たないですが、こうして実際にお客さんと会話をしながら販売することで、少しでも認知度を高めていければ」と話します。
最後は「実際に私が試合に出て着ればいいんですけれど、そんなことはもうないので(笑)。それでも最近はめっちゃ練習し始めたんですよ。(現役時代に比べ)飛距離も全然落ちてない」と、笑顔を見せました。賞金女王になったのはもう10年前のことですが、年齢はまだ33歳。
今でも現役で戦えそうな気もしますが、何はともあれ、これからも元気な姿で女子ゴルフ界の盛り上げに一役買ってもらいたいものです。
森田 理香子(もりた・りかこ)
1990年1月8日生まれ、京都府出身。2008年にプロテスト合格し、翌09年からJLPGAツアー本格参戦。賞金ランキング27位で早くもシードを獲得し、大器の片鱗を見せた。初優勝は10年の樋口久子 IDC大塚家具レディス。13年には年間4勝を挙げ、初の賞金女王に。18年を最後にツアーから遠ざかった。
e!Golf編集部