当初の予定から大幅に遅れている愛媛県松山市銀天街商店街L字地区内の湊町3丁目C街区地区の再開発事業を巡り、大口地権者から現計画の白紙撤回を要請されていることが17日までに分かった。この地権者は「代案がある」としつつ、条件を受け入れなければ提示しないと主張しているという。
 再開発準備組合(35地権者)は同日の総会で、条件の受け入れも視野に、代案の提示を求める方針を決めた。近く要望書を送付する。再開発のさらなる遅れが避けられない情勢だ。