愛媛県西予市宇和町卯之町3丁目の宇和民具館で季節展「端午の節句展」が開かれており、10メートルを超えるこいのぼりや高さ85センチの豪華な武者人形など約120点が来館者を楽しませている。31日まで。
 大正―昭和期制作の展示品は全て市民が寄贈。豊臣秀吉や加藤清正、忠臣蔵などをモデルにした厳かな人形が並ぶ。こいのぼりの内部をのぞいたり、クイズで歴史を学べたりするコーナーもある。1日、遠足で訪れた津島中3年の生徒(15)は「家にかぶとは毎年飾っているが、こんなに大きな人形やこいのぼりは初めて見た」と驚いていた。