吉高由里子が主人公・紫式部(まひろ)を演じる大河ドラマ 第17回の見どころ紹介

 俳優・吉高由里子が、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を生み出した主人公・紫式部(まひろ)を演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時、28日は「衆議院3補欠選挙」の開票速報のため午後8時10分開始)。第16回では、都で疫病がはやり、まひろも病に倒れ、道長(柄本佑)が徹夜で看病する様子が描かれた。さらに帰宅しない道長の妻・倫子(黒木華)が何かを察した様子も。28日放送の第17回はどんな展開になるのか。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 NHKによると、一命をとりとめたまひろ。乙丸(矢部太郎)から道長(柄本佑)が夜通し看病してくれたことを知らされる。道長は民を救うべく疫病患者を収容する小屋を建てようとしていた。その頃、道隆(井浦新)は体調を崩し衰弱し始める。定子(高畑充希)は兄・伊周(三浦翔平)が関白に準ずる職につけるよう一条天皇(塩野瑛久)に働きかける。対する詮子(吉田羊)は…。そんな中、意外な人物がまひろを訪ねてくるという。

 第16回の本編放送後の次回予告では、道隆が一条天皇の前で倒れる映像があった。また、道隆と思われる声で「伊周を関白に」と叫ぶ声も。第16回では道隆が何度も水を飲むシーンが描かれていたが、病気の伏線だったのかもしれない。第17回では権力を手中にした道隆に大きな異変が生じる様子が描かれるようだ。

 第17回のサブタイトルは「うつろい」。道隆栄華の時が過ぎる様子がどう描かれるのか。定子が兄・伊周が関白に準ずる職につけるよう動く中、詮子はどんな対抗策を講じるのか見どころの一つだろう。また、まひろを訪ねてくる意外な人物とは誰なのかも注目したい。

 第16回ではまひろが病に倒れ、道長が必死に看病する重苦しいムードが漂う中、まひろの従者・乙丸(矢部太郎)と道長の従者・百舌彦(本多力)の存在に癒しを感じた。権力のうつろいが注目される第17回でも、心を癒し、明るくする存在の登場を期待したい。ENCOUNT編集部