16日放送のラストシーン 吉田恵里香氏がXで説明

 俳優の伊藤沙莉が、主人公・猪爪寅子を演じるNHKの連続テレビ小説『虎に翼』(月〜土曜、午前8時)。16日放送の第34回では、寅子がお見合いを決意するも相手がなかなか見つからい様子が描かれた。ラストシーンについて、本作の脚本を担当する吉田恵里香氏が感想をXにつづった。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 第34回では、寅子に何も言わず花岡(岩田剛典)が別の女性と婚約していたことで、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)が花岡を呼び出して非難。一方の寅子はお見合いを断られ続ける展開が描かれた。

 ラストには猪爪家の書生だった優三(仲野太賀)が登場。緊張すると腹の調子が悪くなるためお腹を「ぐるぐる」と鳴らしながらも「社会的地位を得るための結婚相手……僕じゃダメでしょうか?」と寅子に提案。

 寅子は「つまりそれは優三さんも社会的地位が欲しいと?」と質問。優三は「そうです。あの、独り身への風当たりの強さは男女ともに同じですから」と答えた。「なるほど」と納得した寅子は「はい」と手を差し出して握手を求めた。思いがかなったものの、再び腹の調子が悪くなる優三はトイレに駆け込んでいくのだった。

 放送直後、このプロポーズの場面について吉田氏は「このシーン、伊藤さんと太賀さんのパワーを感じました」と感想を記すと、「シナリオでは『流石にやりすぎか』と、お腹が痛くなるのはやめたんですけど(ネタになっちゃうから)、それをキチンと最高な場面にしてくれたのは二人のお陰です。役者力に圧倒されて感動しました」と感謝するとともに演技を絶賛した。ENCOUNT編集部