24日放送の第7話に出演

 プロフィギュアスケーターの村上佳菜子が、篠原涼子×バカリズムがダブル主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『イップス』(金曜午後9時)の第7話(24日放送)で同局の連ドラ初出演を果たすことが明らかになった。

 現役時代はソチ五輪や世界選手権で数々の輝かしい実績を残してきた村上が、自身の経歴と重なる元フィギュアスケーターのコーチ役として登場し、手塩にかけて育てた教え子を色仕掛けで奪った美人コーチをあやめる役に挑戦。連続ドラマとしては2作目&フジ連ドラ初出演ながら、細かい感情表現も必要な大役をこなしていく。

 村上は撮影をこなしていく中で「同じ“表現”でも、スケートとドラマでは全く違う表現力が必要で、皆さんにはご迷惑をかけてしまったと思います」と明かした。

 村上が演じる皇真白(すめらぎ・ましろ)は、元フィギュア日本代表でワールドフィギュア2連覇の実績もある天才フィギュアスケーター。現役時代は、フィギュア界に革命的な実績を残したことで“氷上のジャンヌダルク”という異名で呼ばれていた。

 現在は現役を引退し、真白も逸材と認める倉科吹雪(くらしな・ふぶき/青山凌大)のコーチを務めているが、吹雪からはコーチ契約の解消を言い渡されている。真白自身は、あと少しで才能が開花するところまで成長している吹雪の指導を続けたいと思う一方、吹雪は美人コーチの奥森美音(おくもり・みおん/清水くるみ)の色仕掛け指導にハマっていた。手塩にかけて育てた吹雪を大切な作品だと思っていた真白。自分以外には吹雪を育てられないと、フィギュアスケーターとしての彼を大切に思う繊細な役どころだ。

 村上佳菜子のコメントは以下の通り。

――実際に演じてみての感想、自身の役について印象をお聞かせください。

「オファーをいただいた瞬間びっくりしました。うれしい気持ちと私にできるかなぁという不安な気持ちと両方ありました。自分の本来のキャラとは異なる、少し大人で凜(りん)としたイメージの真白ですが、スケートに対する愛など、私自身と変わらない部分もありました。同じ“表現”でも、スケートとドラマでは全く違う表現力が必要で、皆さんにはご迷惑をかけてしまったと思います。篠原涼子さんは本当に優しくて、たくさん話しかけてくださいました。ユーモラスな表現と、シリアスな表現を間近で体験し、とっても勉強になりました。バカリズムさんとは、最初と最後のシーンでご一緒させていただきましたが、撮影終盤でお会いした際に、“最初のシーンの時と表情が違いますね”って言ってもらえたのが、すごくうれしかったです」

――撮影を通して感じた『イップス』の見どころを教えてください。

「絶対にやってはいけない……だけどそんな中にも、笑っちゃう場面や共感してしまう場面、そして感動も……。色んな感情が生まれるドラマだなと改めて感じました。私はドラマ出演がほぼ初めてでしたので、その世界観を壊していないか少し心配もありますが、オンエアを見るのがとても楽しみです!」ENCOUNT編集部