「サンドさんをリーダーに『ついていくぞ!』という気持ちはある」

 お笑いタレントの狩野英孝とパンサーの尾形貴弘が24日、都内で行われたフジテレビ系列のバラエティー特番『かのおが便利軒』(6月2日午後4時)の番組制作発表会見に出席した。同番組にまつわる思いなどを語った。

 同番組は、狩野と尾形が、NGなしでお悩みを全力解決する全力おたすけバラエティー。宮城県・仙台放送で2018年より約6年間ローカル番組として展開され、今回は全国ネットで特別番組として放送されることが決定。「炎」と「海」をテーマに、番組史上かつてない過酷な依頼に体当たりで挑む。

 宮城県栗原市出身の狩野は「全国に宮城が、東北が広まることを嬉しく思っています」と述べ、今回の特番について「やってる企画がもう20代がやる企画。おれら40代の体にはけっこう辛かった。まぁ達成感はありましたね」と充実の体。

 宮城県東松島市(旧・桃生郡鳴瀬町)出身の尾形は、同番組のこれまでを振り返って「(一部企画が)『探偵!ナイトスクープ』のパクリ」などとあけすけにコメント。「僕と狩野くんの番組なので、真剣に見ないで」とアピールした。

 さらに尾形は、今回の特番の見届け人が東野幸治とIKKOであること、そして番組スタッフの気合いの入りように触れて「そんなやめてくださいよ! こじんまりやって、それを全国にやって、というのでいいと思う!」と苦言を呈す場面も。それを聞いて狩野は「ちゃんとしたエンターテインメントになっちゃったもんね」と手応えを口にした。

 狩野はまた、「上にはサンドウィッチマンさんという存在がいる。僕らは仙台放送でやっていて、TBS系列で『サンドのぼんやり〜ぬTV』をやっている。(『かのおが便利軒』より)もっと長い長寿番組で、人気番組で」と言及。「そこになんとか……勝とうとは思わないけど、なんかこう……サンドさんをリーダーに『ついていくぞ!』という気持ちはある。伊達(みきお)さんなんかは『いつか局超えてコラボできたらいいな』みたいなことも言ってくださる。それが実現するまでおれたちも定着しないと、という感じはありますね」と意気込んだ。

 会見には、仙台放送の飯田菜奈アナウンサーも出席した。ENCOUNT編集部