柴田恭兵「お礼を言うのは、僕たちのほうです」

 俳優の舘ひろしと柴田恭兵が24日、都内で行われた映画『帰ってきた あぶない刑事』の初日舞台あいさつに登壇した。“タカ&ユージ”を演じ続けてきた2人は、カーテンコールでシリーズ38年分の感謝の思いをそれぞれが告白した。

 今回の舞台あいさつには、舘と柴田に加え、浅野温子、仲村トオル、土屋太鳳、ベンガル、長谷部香苗、原廣利監督が出席。舞台あいさつを一通り終えると全員が降壇したが、舘と柴田の2人は再びステージに姿を見せた。

 マイクを口に近づけて柴田は「先日、横浜でパレードをしました。そのとき『おかえりなさい!』『帰ってきてくれてありがとう!』『ありがとう!』……もう、泣きそうになりました」と胸中を吐露。「お礼を言うのは、僕たちのほうです。皆さんが、ずっと応援してくれたおかげで、僕たちは帰ってくることができました。本当に感謝してます。始まってから40年近く、本当に、応援してくれて、ありがとうござました」と繰り返し、さらに「舘さん、どうもありがとうございました」と長年の相棒にも感謝の思いを述べた。

 すると舘は「僕らこの2人がきっと会えたのは……奇跡だと思っています。本当にありがとう」と言い、壇上で熱い抱擁を交わした。

『あぶない刑事』シリーズは、1986年のテレビドラマ放映以来、映画化、テレビスペシャルが展開されてきた刑事ドラマ。軽妙なトークと激しいアクション、他の刑事ドラマとは一線を画すオリジナルな世界観で人気を博してきた。『帰ってきた あぶない刑事』は『さらば あぶない刑事』(2016年)以来となるシリーズ最新作。“タカ”こと鷹山敏樹(舘)と“ユージ”こと大下勇次(柴田)が、元横浜港署刑事にして、「T&Y探偵事務所」の探偵として横浜に帰ってくる。ENCOUNT編集部