第24回の平均世帯視聴率は10.7%

 俳優・吉高由里子が、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を生み出した主人公・紫式部(まひろ)を演じるNHKの大河ドラマ『光る君へ』(日曜午後8時)。16日に放送された第24回では、まひろが周明(松下洸平)に一緒に宋に行こうと誘われるが、ある目的のために利用されているたことが明らかになる展開が描かれた。傷ついたまひろを癒したのは乙丸(矢部太郎)だった。乙丸の優しさにSNSでは感動の声であふれていた。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 第24回では、宋に一緒に行こうとまひろを誘った周明は、まひろを宋と日本の交易実現のために利用していたことが明らかに。悟ったまひろに対し、周明は、道長(柄本佑)に文を書けと凶器を手に脅迫する場面もあった。その後、まひろに寄り添ったのが乙丸(矢部太郎)だった。まひろを心配する乙丸に、まひろは「なぜ妻を持たないの?」と突然、尋ねた。すると乙丸は「あの時……私は何もできませんでしたので」と切り出すと、まひろの母が殺された際のことを今も悔やんでいることを伝えた。そして「せめて姫様だけはお守りしようと誓いました。それだけで日々、精いっぱいでございます」と明かした。

 乙丸についてSNSでは「存在が救い」「忠義の男」「忠義に泣きそう」「泣ける」「優しい」「心美しい」「乙丸の愛に涙がこぼれる」「いい人」「めっちゃいい男」「ほれた」「ほっとする」「世界で一番誠実な男」「ずっと画面の端にいて」という声であふれた。

 逆に、まひろを利用しようとした周明についてSNSでは「ハニートラップ」「国際ロマンス詐欺」といった声があがっていた。

 一方、ビデオリサーチによると、16日午後8時からNHK総合で放送された『光る君へ』の関東地区の平均世帯視聴率は10.7%(個人6.1%)だった。ENCOUNT編集部