4人は全員関西出身「楽屋でも関西弁と笑い声が飛び交っています」

 東京・銀座博品館劇場で6日と7日に上演される朗読劇『若草物語』の公開ゲネプロが5日に行われ、ゲネプロ前の囲み取材で出演する有沙瞳、綾凰華、小泉萌香、星南のぞみが抱負などを語った。

 名作映画を朗読劇で演出する「Classic Movie Reading」3作目となる本作は、19世紀のアメリカの作家ルイーザ・メイ・オルコットの小説を映画化した1949年の『若草物語』が原作。南北戦争期のアメリカを舞台に、長女メグ(有沙)、次女ジョー(綾)、三女エイミー(小泉)、四女べス(星南)の姉妹の物語だが、姉妹の家族や男性まで4人で演じ分けていく。

 長女・メグ役の有沙は「4人でさまざまな役を演じていくところが見どころだと思っていて。演じ分けを皆で頑張っています」とコメントし、芝居巧者ぶりを見てほしいと意気込む。

「すごくあたたかく、普遍的で自分たちの日常にも親近感を覚えられる物語です」と印象を語った綾は、有沙と星南とは宝塚歌劇団の98期生で同期という間柄。「同じ雪組にいた時期がありまして、有沙と星南、どっちのお兄ちゃん役もしたことがあるのに今回は私が女性で2人が男性役という場面もあって『面白いな』と。同期同士で心が落ち着くとともに、もえぴー(小泉)が本当にかわいくて、3人でめでています」と小泉のかわいさをベタ褒めした。

 三女のエイミーを演じ、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』などで声優としても活躍する小泉は「本当に皆さんがおきれいで、稽古からすごくぜいたくな時間で、私まで宝塚を卒業したんじゃないかと思えてきます(笑)。お姉さま方がすごくフランクに接してくれてうれしいです」と話し、「妹のように接してもらったり、お菓子が大好きで食べ物に貪欲なところは自分と似ています。(エイミーは)10代なので、『10代の純粋な気持ちを思い出してやってください』と言われた時に頭を抱えました。もう大人になってしまっていますが、若々しく過ごせればいいなと思います」と抱負を語った。

 4人は偶然にも全員が関西出身。「楽屋でも関西弁と笑い声が飛び交っています。二つ隣の部屋にいても聞こえてくるくらい、にぎやかに過ごしています」(星南)という、和気あいあいとした雰囲気の中で初日を迎える。ENCOUNT編集部