雑誌『エンジン』の名物企画、2023年版HOT100ニューカー・ランキングス! 41人の選考委員がもう一度自分の本音と正直に向き合い、"愛"と"欲望"でいま本当に欲しいクルマ20台を選んだ! 自動車大変革期のいま、41人それぞれが欲しいと思ったクルマを公表します! エンジン編集部員の荒井寿彦が選んだマイホット20の1位は?

デザイン優先のクルマ選び

プライベート・カーはジャガーXJSコンバーチブル(1992)とジャガーXJ6(1987)。どちらも大排気量の大飯食らいである。一方、本誌長期リポート車として日々乗っているのは、ボルボの最新PHEV、V60である。で、私のクルマ選びの基準はガソリンとかEVとかではなくて、見た目なんです。夢の"見た目グルマ"選び。

20位 ホンダN-VAN


ギタリスト、長岡亮介さんとの撮影に広報車を借り出した。シンプルなデザインと愛嬌のある顔がいい。レス・イズ・モア!

19位 ホンダe


いまでも街で見るとハッとする。インテリアにも新しさがハッキリとあり、いままでと違う感が満載。リア・ドライブによる走りも個性的。

18位 トヨタ・プリウス(PHEV含む)

18位 トヨタ・プリウス(PHEV含む)
めちゃくちゃカッコ良くなった新型プリウス。トヨタのデザイン、弾けましたねと思う。2023年デザイン大賞をあげたい。

17位 トヨタ・クラウン・クロスオーバー

17位 トヨタ・クラウン・クロスオーバー
発表されたときは"なんじゃコリャ?"と思ったのだが、最近街で見かけるとすごくカッコイイ。トヨタの新デザイン、流石だと思う。

16位 ルノー・トゥインゴ


タイヤが四隅にあるコロンとしたスタイリングがいい。RRならではの後ろから押される加速も魅力。MTでガンガン走る爺さんになりたい。

15位 DS 9(Eテンス含む)


流麗なスタイリングを持つセダンとして今回のリストのなかで突出している。ラグジュアリーかつモダンなインテリアも素敵。乗り心地もいい。

14位 シトロエンC5X(ハイブリッド含む)


ヌメッとした独特のボディラインが魅力。街でこのクルマを見た人に"これはなんだ?"と思わせるデザイン力は流石シトロエンだ。

13位 ボルボV60(クロスカントリー、PHEV含む)


通勤で毎日使っている。使い勝手が良く、安全性に優れていることが日々を穏やかなものにしてくれる。質感やオーディオも素晴らしい。

12位 キャデラック・エスカレード


圧倒的な存在感を放つスタイリング、ラクチンな乗り味がいい。市販車のなかで最も鳴りのいいオーディオ・システムも魅力だ。

11位 ジープ・ラングラー(PHEV含む)


道なき道を走ることを目的に開発された軍用ジープの末裔には"自由"な雰囲気がある。そこがとくに若い人にウケているのだと思う。

10位 ポルシェ911カレラ&カレラ4カブリオレ&タルガ4(T、S、GTS含む)

911の中で最もカッコイイと思うタルガ押し。広いリア・ウィンドウとロール・バーが目立つ斜め後ろ姿がたまらない。

9位 ポルシェ718ケイマンGT4RS&718スパイダーRS

"速い! ということをハッキリと主張するスタイリングは、鋭い刃物が持つ美しさに似ている。乗れば本当にキレッキレで高揚感が凄い。

8位 シボレー・コルベット(コンバーチブル、Z06含む)

ル・マン24時間レースで念願のクラス優勝おめでとう。自然吸気V8エンジンの吹け上がりと咆哮は本当に気持ちがいい。Z06が楽しみ。

7位 ジャガーFタイプ

ロングノーズ&ショートデッキというのが好きなんです。エンジンを積んだジャガーのスポーツカーはこれで最後かと思うと感慨深い。

6位 フェラーリ812GTS

伝統の12気筒エンジンを搭載する長いハナのシルエットがいい。V12の咆哮を聞いて気分が上がらない人はいないだろう。V12NA万歳!

◆第5位は、イギリスの超プリミティブなあのスポーツカー! エンジン編集部の荒井が選んだ全20台のランキングはENGINEWEBでご覧いただけます!

文=荒井寿彦

(ENGINE2023年9・10月号)