ここ数年、耳にする機会も増えたしわ改善コスメ。なかでも代表的な成分が「レチノール」と「ナイアシンアミド」の2つです。 そこで今回は、しわ改善に期待ができる有効成分「レチノール」と「ナイアシンアミド」の違いについてご紹介します。「自分の肌質に合う成分はどちら?」「併用はできる?」とお悩みの方は、ぜひ自分に合った選び方を見つけてみてくださいね。

しわ改善の成分とは?

これまで薬機法(医薬品医療機器等法)では、化粧品の効果効能について「乾燥による小じわを目立たなくする」という範囲内でしか、しわについて訴求することができませんでした。

しかし2016年、株式会社ポーラの独自成分「ニールワン®」が日本で初めてしわ改善の有効成分として認められたのを皮切りに、多くのメーカーからしわ改善コスメが登場。ここ数年は空前のしわ改善コスメブームを巻き起こしました。

今現在、国内で認証されているしわ改善の有効成分は「ニールワン®」、「レチノール」、「ナイアシンアミド」の3種類であり、なかでも「レチノール」と「ナイアシンアミド」は、さまざまなメーカーから有効成分配合のコスメが登場しています。

しわ改善成分「レチノール」の効果効能とは?

レチノールはビタミンAの一種であり、表皮じわや真皮のコラーゲン産生に働きかける成分。肌のターンオーバーの促進もサポートするので、小じわやシミ対策に期待ができます。

資生堂が2017年に発表したリリースによると、−レチノールを有効成分とした新しい製品(以下、本製品)は、9 週間の使用でシワグレード(※1)4 レベルの深いしわを改善する有効性が認められました。
とのデータもあることから、即効性に期待ができる成分としても注目されています。

「純粋レチノール」は光や熱に弱く、不安定な成分ではあるものの、近年は技術の進化により、安定した状態でコスメに配合することができるようになりました。

また、レチノール自体は安全性が高い成分ではあるものの、肌質によっては刺激を感じる場合があります。肌刺激が気になる方は、比較的マイルドな使用感のレチノール誘導体や敏感肌処方のレチノールコスメ、レチノールの配合量が少なめのコスメから手に取ってみるのがおすすめです。

しわ改善成分「ナイアシンアミド」の効果効能とは?

ビタミンB3の一種であるナイアシンアミドは、レチノールと同じく、真皮のコラーゲン産生を促す成分です。

しわ改善に期待できるだけでなく、メラニンの生成を抑えてシミやそばかすを防いだり、肌荒れ防止にも期待ができたりと、嬉しい効果が盛りだくさんの成分でもあるのです。

レチノールと比較すると、効果は緩やかで即効性に期待はできませんが、比較的使用感はマイルドで、敏感肌の方でも使いやすいと言われています。

また、しわ改善コスメのなかでも特にメジャーな成分であり、さまざまなメーカーからナイアシンアミド配合のコスメが登場しているため、値段や使用感から自分好みの商品を探しやすいといったメリットもあります。

「レチノール」と「ナイアシンアミド」の併用はできる?

レチノールとナイアシンアミドは、同じしわ改善に期待ができる有効成分ではあるものの、それぞれの働きや細かい効果効能は異なるため、併用して取り入れるのがおすすめです。

なお併用するときは、先にナイアシンアミドを使用してから、レチノールを重ねるようにしましょう。水溶性であるナイアシンアミドは油に弱いため、油溶性であるレチノールの上から使用するとうまく浸透しない可能性があります。

また、ナイアシンアミドにはレチノールの刺激を軽減する作用があるため、肌刺激の点からもナイアシンアミドを先に使用するほうが良いのですね。

自分に合うしわ改善成分を選ぼう!

しわ改善に期待ができるレチノールやナイアシンアミドは、エイジングケアを始めたい時にはまさに打ってつけの成分!それぞれに特徴やメリットがあるので、ぜひ自分に合った成分を選び、日々のスキンケアのなかに取り入れてみてくださいね。