ゴールデンウィーク後からの5月は、何かと疲れが出てきやすい時期です。 4月からスタートした新生活にも少し慣れ、長期休みでリフレッシュ出来た!という方も、無意識に疲れが出てくるもの。こんな時は、体調やお肌がゆらぎがち…。 そこで今回は、初夏のゆらぎに負けない体やお肌作りのコツ、おすすめの食材を、インナービューティー料理研究家の筆者がご紹介します。

5月の「疲れの要因」を知って対策を!

気づけばぐったり…とならないためにも、疲れの要因を把握しておきましょう。

①新生活のお疲れ
4月から生活環境が変わった方、子どもの入学・入園など、ご家族のサポートで忙しかった人は要注意。
かくいう筆者も、子どもの入学・進級によるサポートで4月は何だか気忙しく、後半にだるさを感じました。「休むときはしっかり休む!」を意識して過ごすことも大切です。

②長期休暇でのおでかけ疲れ
GWにお出かけし、楽しんだものの、帰宅後の洗濯や片付けなどお出かけによる疲れが出やすい人は要注意。旅先での気温差や食べ物などで体調やお肌の調子が崩れることも。
お出かけの際は、無理な工程を組まず、お洗濯などの片付けも一気に頑張りすぎずに取り組みましょう。
またお休み明けは、体調の変化も考慮して、無理なスケジュールを詰め込まないことも大切です。

③気温差による疲れ
5月は朝晩の気温差が大きい時期。時にキャンプなど山間部に出かけると、まだまだ春先くらいの気温のことも。うっかり風邪を引いたりしないように注意。
お出かけの際には、体温調整をしやすい羽織物を持ち歩くなど、工夫をしましょう!

④紫外線ダメージによる疲れ
お出かけの際に、たっぷりと紫外線を受ける体やお肌。紫外線は活性酸素により細胞の老化を促進します。日焼けなどお肌のダメージだけではなく、体も意外と疲れます。
お出かけの際は、帽子や日傘の使用、またUV効果のあるスキンケアを忘れずに!

⑤多忙による疲れ、栄養不足
新年度は、公私ともに何かと忙しいもの。忙しさのあまり、毎日3度の食事をちゃんととれず、栄養バランスが偏ってしまったり不足することも。
エネルギー源となる炭水化物やたんぱく質の補給をはじめ、体の機能を整えるビタミンやミネラルの補給も忘れずに!

5月の疲労回復におすすめの食材

様々な要因で疲れが出やすい5月。インナービューティーの視点から疲労対策におすすめの食材は、アスパラガス・山菜・大豆製品です。

【アスパラガス】

疲労回復効果が期待されているアスパラギン酸や、腸内環境を整える食物繊維を豊富に含む旬のアスパラガス。疲れが出る前に、食事に取り入れてみましょう!

【山菜類】

3月頃から様々な種類が出回る山菜類。5月もまだまだおいしい山菜が入手できます。山菜類には、細胞の老化を防ぐ植物性アロカロイドや、ポリフェノール類が豊富です。
抗酸化作用が高いので、紫外線ケアや疲労対策もサポートします。

【大豆製品】

納豆や豆腐、豆乳などの大豆製品には、疲労物質「乳酸」の代謝をサポートするビタミンB群が豊富です。手軽に取り入れられるものが多いので、シーンに応じて取り入れてみましょう。

5月のリフレッシュにおすすめの食材

5月は柑橘類の多くも旬を迎えます。柑橘類は、美肌作りや免疫力アップをサポートするビタミンCが豊富です。それ以外にも、注目すべきは香り成分。

柑橘ならではの清涼感は、心身ともにリフレッシュできるアロマ効果が期待されています。ローズマリーなどのハーブと合わせてドリンクに浮かべても◎

まとめ〜慢性疲労を防ぎ早めにケアを!〜

一時的な疲労なら、簡単に取り除くことができますが、続くと「慢性疲労」となり、倦怠感や体調不良・自律神経やホルモンバランスの乱れにつながりかねません。

そうならないためにも、ご自身が疲れやすい要因を予想・把握し、できることから早めに対策をすることが大切です。

心身ともに健やかな毎日を送るためにも、旬食材を取り入れたり、生活習慣に気を配り、生き生きと過ごしたいですね!