車が好きな人なら一度は聞いたことがあるであろう漫画「頭文字(イニシャル)D」。アニメや映画、ゲームにもなるなど人気のあるコンテンツとしても知られています。

 そんな「頭文字D」の舞台が多く存在するのが、群馬県です。実在する峠を舞台にしているため、親近感を感じるのもこの漫画の魅力といえます。今回は、「頭文字D」の舞台となった峠を巡るドライブルートやおすすめスポットを紹介します。

●宇野 源一

大学卒業後、大手メーカー系自動車販売会社に勤務。在職中は個人顧客を中心に年間平均60台の新車を販売。自動車保険の見直し提案などの経験も豊富。その後、金融業界に精通した業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事するとともに、2級ファイナンシャル・プランニング技能士およびAFP資格を取得。2018年よりライターとして活動を開始。新車ディーラー業界の裏話やファイナンシャルプランナーの視点から見た車購入アドバイスだけでなく、お得なカー用品やガジェット紹介等も得意とする。私生活では3児とうさぎ2羽の父。【保有資格】2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP(日本FP協会認定)

●まずは主人公の地元「榛名山」へ

 群馬の峠を巡るなら、欠かせないのが「榛名山」。主人公のトヨタ スプリンタートレノ(AE86型)を駆る藤原拓海のホームコースですが、作中では「秋名山」という名称になっています。

 榛名山へのアクセス方法ですが、関越自動車道の渋川伊香保インターチェンジを降り、県道33号線を伊香保温泉方面へ進みます。伊香保温泉を越えると、「頭文字D」の舞台となる峠道に入り、登り切ると榛名湖へ出ることができます。

 榛名山は別名「榛名富士」と呼ばれており、晴れた天気のいい日には良い景色を見ることができます。

 また、榛名山へ向かう県道33号沿いに「D’zgarage(ディーズガレージ)」というスポットがあります。

 こちらは「頭文字D」に登場する車のレプリカなどが店頭に並んでおり、店内では作中に登場する車をイメージしたプリンやゼリーを味わうことができます。

 もし榛名山近辺で宿泊を考えているなら、冒頭でも紹介した伊香保温泉がおすすめです。伊香保は石段で有名ですが、数多くの温泉旅館が立ち並んでいます。筆者が個人的におすすめしたい旅館は「ホテル木暮」です。

●「赤城山」も行ってみよう!

 本作のもう1人の主人公ともいえる、FD3S型マツダRX-7に乗る高橋啓介のホームグラウンドの「赤城山」も行きたいですよね。最寄りのインターチェンジは関越自動車道の赤城インターもしくは渋川伊香保インターです。榛名山とは行き先が反対となりますが、榛名山と赤城山は2つ同時に回りたいところです。

 峠道を通った先には大沼があり、冬場は水面が凍るほどの寒さ。氷上でのワカサギ釣りが有名です。

 また、パワースポットの「赤城神社」もありますので、参拝してみてください。

●「妙義山」はパワースポット!

 次に紹介するのは「妙義山」です。妙義山は群馬県南部に位置する山で、BNR32 GT-Rに乗る中里毅のホームグラウンドです。

 妙義山へのアクセス方法は2つあります。上信越自動車道の下仁田インターから国道245号、県道51号経由で北進するルートと、同じく上信越自動車道の松井田妙義インターから県道213号経由で南進するルートです。首都圏から行くなら北進ルート、東北方面からなら南進ルートがよいでしょう。

 妙義山には「妙義神社」と「中之嶽神社」の2つの神社があり、多くのパワーがもらえるでしょう。

 南進ルート、北進ルートの両ルートで行っても峠ドライブの終盤に休憩できる道の駅があるので、非常に便利です。

・南進ルート:道の駅みょうぎ

・北進ルート:道の駅しもにた

●「碓氷峠」には名物の釜飯も

 妙義山からすぐ近くに「碓氷峠」があります。この峠は国道18号の旧道となっている峠で、「頭文字D」の作中では「シルエイティ(日産S13型シルビアのフロントフェイスを移植した日産180SX)」に乗る佐藤真子のホームグラウンドです。

 碓氷峠は高崎市から軽井沢町へ抜ける峠道で、道中には観光スポットの「碓氷第三橋梁(通称「めがね橋」)」があります。

 ここは有名なフォトスポットでもあるので、多くの人が車やバイクを駐車スペースに停めて写真撮影を楽しんでいます。碓氷峠の旧道は道幅が狭く急カーブが多いので、走行に注意しましょう。

 また、国道18号沿いの横川では、駅弁としても有名な「峠の釜飯」を製造・販売している「おぎのや」があります。車内での食事やお土産に購入してみてはいかがでしょうか。

 碓氷峠を越えると、リゾート地としても名高い軽井沢に到着します。駅前にはアウトレットモール「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」もあり、買い物を楽しむことができます。

 駅とアウトレット近くには「軽井沢プリンスホテル」がありますので宿泊に便利です。このホテルは「イースト」と「ウエスト」の2つがあり、いずれも駅からのアクセスも抜群。スキー場も隣接しているのでウインタースポーツにも最適です。

●まとめ:季節を感じて、ゆっくりドライブしてみると〇

 この記事で紹介した峠は1日ですべて回ることが可能な距離感ではありますが、1〜2泊して観光しながらゆっくりドライブすることで高い満足度を得られるのではないでしょうか。

 季節により山の景色も変わるので、行く時期によって楽しみ方も変わってくるはずです。