スマートフォンやパソコン、タブレット、スマート家電など、家庭内で使用するWi-Fi機器は増加する一方です。もし、自宅内のネット環境の要となるWi-Fiルーターが数年前の機種なら、より高速で機種も増えた「Wi-Fi 6(ワイファイシックス)」対応モデルへの買い替え時と言えるでしょう。
今回はWi-Fi 6対応ルーターの中でも、1万円台以下のリーズナブルな価格で購入できるモデルをご紹介します。
●コスパ重視でも「Wi-Fi 6」対応モデルを
少し前まではWi-Fi規格はWi-Fi 5が主流でしたが、現在ではコストパフォーマンス重視のルーターでもWi-Fi 6対応のものが多くなっています。
スマホも新モデルではほとんどがWi-Fi 6に対応しています。もし手持ちのスマホやパソコンがWi-Fi 6に対応しているのであれば、ルーターもWi-Fi 6対応の製品にすることで、より快適にネット接続ができるようになるでしょう。
予算に余裕があれば、さらに安定した通信が期待できる、新しい規格「Wi-Fi 6E」対応のルーターの購入を検討するのも良いでしょう。
●EasyMeshにも対応したコスパモデル
「E8450-JP」は、米国のネットワーク機器ブランド「Linksys」のスタンダードクラスのWi-Fiルーター。通信範囲は最大180平方メートル(2〜3LDK)、接続可能デバイス数は25台以上、Wi-Fi 6対応で最大3.2Gbpsの通信速度を実現。高速で安定したWi-Fi環境を構築できます。
公式オンラインストアでの価格は8790円(税込、以下同)。訪問者用のゲストアクセスを別途設定することで、来客時にも自宅のネットワークのプライバシーとセキュリティを守ることができます。
●「らくらく引っ越し機能」を搭載したモデル
エレコムの「WRC-X1500GS-B」は、同社Wi-Fi 6ルーターのエントリーモデル。電波干渉に強い5GHz帯は最大1201Mbps、一般的な通信帯域である2.4GHz帯は最大300Mbps(※どちらも理論値)の高速通信で、快適にネット動画視聴やWebブラウジングができます。
買い替えの場合には「らくらく引っ越し機能」を使用することで、面倒な設定なくテレビやスマホ、タブレット、パソコンなどをWi-Fi接続できます。標準価格は1万1275円となっています。
●Atermシリーズのミドルレンジモデル
「Aterm WX3000HP2」は、NEC「Aterm」ブランドのミドルレンジモデルのWi-Fi 6対応ルーター。5GHz帯が2ストリーム、2.4GHz帯が2ストリームの4ストリーム構成で、5GHz帯2402Mbps、2.4GHz帯574Mbpsの通信速度を実現します。添付されているQRコードを読み取ることでWi-Fi接続設定が簡単に行えるのも魅力です。
高性能アンテナを本体に内蔵。独自の「ワイドレンジアンテナ」技術で、高速なだけでなく、デザインのコンパクト化も実現しています。本体は縦置き、壁掛けが可能。お気に入りのインテリアや部屋の雰囲気を邪魔せず、すっきり設置できます。ECサイトでの実売価格は1万円台半ばからとなっています。
●アプリで簡単に初期セットアップできるルーター
ASUSの「RT-AX57」は、メッシュ機能に対応し、アプリで簡単に初期セットアップできる新製品のWi-Fi 6対応ルーターです。パソコンに接続することなく、ルーターの設定やコネクションの診断、トラフィックの管理、ファームウェアアップデートまで、アプリで実行できます。
ASUSの「AiMesh」対応機種と組み合わせることによりメッシュ機能の利用が可能になります。1つのSSIDで家全体をカバーし、シームレスな通信を実現できます。ECサイトでの実売価格は1万円台前半からとなっています。
●「Wi-Fi 6E」に対応するトライバンドWi-Fiルーター
バッファローの「WSR-5400XE6」は、さらに高速で安定した規格「Wi-Fi 6E」に対応したトライバンドWi-Fiルーターです。Wi-Fi 6の周波数帯域を増やしたWi-Fi 6Eでは、従来の2.4GHz帯と5GHz帯に加え、6GHz帯の利用が可能です。混雑や干渉の少ない6GHz帯を利用することで、これまで以上に快適なWi-Fi通信環境の構築が期待できます。
「Wi-Fi CERTIFIED EasyMesh」を取得しており、同じく「Wi-Fi EasyMesh」に対応したWi-Fiルーター・Wi-Fi中継機と自由に組み合わせて、シームレスなメッシュネットワークを簡単に構築できます。ECサイトでの実売価格は1万円台後半からとなっています。