スマートフォンの不意なバッテリー切れに備えて、外出時には普段からモバイルバッテリーを持っておきたいもの。でも、バッテリーだけでなくケーブル類も用意すると、カバンやポーチがいっぱいになりがちです。そんな悩みを解消するためには、「ケーブル一体型のモバイルバッテリー」を選ぶと良いかもしれません。

 今回は、2024年に発売された3つの製品をピックアップして紹介します。

●アンカー・ジャパン「Anker Power Bank(30W Fusion Built-In USB-C ケーブル)」

 1つ目は、アンカー・ジャパンが3月に発売した「Anker Power Bank(30W Fusion Built-In USB-C ケーブル)」です。

 同製品は、モバイルバッテリーでありながら、コンセント用の折りたたみ式プラグが備わっている「Fusion」シリーズの最新モデル。本体に直接USB Type-Cケーブルが備わっており、さらにUSB Type-Cポートを1つ用意。最大22.5W出力での高速充電に対応します。販売価格は5990円(税込、以下同)です。

 バッテリー容量は5000mAhで、標準的なスマホを約1回充電可能。なお、バッテリー残量は本体に備わったディスプレイで確認できます。

 プラグをコンセントに挿した状態では、モバイルバッテリーとしての充電が行えるだけではなく、ケーブルで接続したデバイスに対して充電を行うUSB急速充電としても機能します。この場合の出力は最大30W。消費電力がさほど大きくないノートパソコンであれば十分に給電できるでしょう。

●ノジマ「ACアダプタ分離型モバイルバッテリー(ECM-MBM52SP)」

 2つ目は、1月にノジマのプライベートプランド「エルソニック」から発売された「ACアダプタ分離型モバイルバッテリー(ECM-MBM52SP)」。本記事執筆時点(4月中旬)における価格は6578円です。

 同製品は、コンセントに挿したACアダプターに対して、マグネットでモバイルバッテリーを固定して充電するのがユニーク。モバイルバッテリー部の外装が透けている見た目も特徴です。さらに同梱のストラップがUSB Type-C to Type-Cケーブルを兼ねていて、外出先でも別途ケーブルを用意せずに済み、充電しやすいことも特徴です。

 モバイルバッテリー部分のサイズは約38(幅)×55(高さ)×33(厚さ)mm、重さは107g。ACアダプタ部分のサイズは約38(幅)×37(高さ)×33(厚さ)mm、重さは46gです。ケーブル長は約20cmとなっています。

 バッテリー容量は5200mAhで、出力は5V=3Aなどに対応。モバイルバッテリーの充電は約1時間45分で完了します。

●ELECOM(エレコム)「直挿しバッテリー USB-C 5000mAh」

 3つ目は、エレコムが2月に発売した「直挿しバッテリー USB-C 5000mAh(DE-C43L-5000)」シリーズです。バッテリー容量は5000mAhで、本体からUSB Type-Cコネクタが飛び出ており、スマホへの直挿し充電が可能です。なお、携行時には、本体に固定されたキャップで端子部分を保護できるようになっています。本体サイズは、約79(幅)×27(奥行)×51.5(高さ)mm。重さは約124gです。

 耐久性としては、約500回の繰り返し使用が可能とされており、毎日使っても約1年半の使用が可能とうたっています。また、過充電、過放電、過電流防止機能、短絡保護機能、温度検知機能をしっかりと備えた設計も安心できるポイントです。

 バッテリー本体は同梱のUSB Type-C to Type-Cケーブルなどで充電。またUSB Type-Cポートを備えた充電器に直接挿して、ケーブルレスでの充電も可能です。モバイルバッテリー本体の充電にかかる時間は、12W以上のAC充電器を使った場合で、約2時間30分です。

 カラーバリエーションは、ベージュ、ダークグレー、ピンク、ホワイトの4色が用意されています。

 さて、ECサイトを眺めると、海外の数多くのメーカーが、ケーブル一体型のモバイルバッテリーを展開しており、多くの選択肢があるように見えます。一方で、安全面や廃棄時の手続きを考慮すると著名ブランドを選択した方が賢明なのが、モバイルバッテリー市場の現状です。基本的には、ここで紹介したような問い合わせ窓口のわかっているブランドから購入することをおすすめします。