イオンリテールが展開する格安SIMブランド「イオンモバイル」は、4月1日に料金改定を実施しました。値下げを中心にプラン内容の変更も行われています。

 新設された通信プランも多く、これから同サービスを含めた比較検討をしていく人は、変更点をしっかり確認しておきたいところでしょう。

 ここでは、イオンモバイルの変更点について重要な3つのポイントに絞りつつチェックしていきます。

●大容量プランが安くなった

 イオンモバイルでは、もともと大きく分けて3つの通信プランを展開していました。月0.5GB〜10GBの範囲の定まった通信量を利用できる「さいてきプラン」、月20GB〜50GBの範囲で定まった通信量を利用できる「さいてきプランMORIMORI」、60歳以上を対象にした「やさしいプラン」の3つです。

 今回の改定における1つ目の変更点は「さいてきプランMORIMORI」において、一部容量に対する値下げが行われたことと、新たに60GB〜200GBの超大容量な選択肢が10GB刻みの間隔で追加されたことです。

 値下げされたプランは、月30GB、40GB、50GBの3つ。月30GBが利用できる「音声プラン」では、月額2508円(税込、以下同)での運用ができるようになりました。2022年3月における過去の料金改定時の数値を確認すると、同プランは月額3058円だったので、税込相当で月550円も値下げされています。

●大人数の家族でシェアしやすくなった

 2つ目は「シェアプラン」として利用できる音声契約の上限が増えたことです。

 イオンモバイルの通信プランは、090/080/070などから始まる電話番号を使った音声通話機能が利用できる「音声プラン」、データ通信専用の「データプラン」(月154円の追加料金でSMS対応も可)、契約した通信プランの通信量を複数人や複数台の機種で共有できる「シェアプラン」という3つの種類に分かれて提供されています。

 このうちの「シェアプラン」を選択する場合、20GBプランを契約して、家族3人のスマートフォンで20GBの通信量をシェアするような運用が可能でした。

 改定前は、このシェアプランで利用できる音声対応SIMの契約は5回線までとされていました。しかし、今回の変更によって、最大8回線までの音声SIMを使えるようになりました。

 つまり、先ほど紹介した超大容量プランとシェアプランを組み合わせることで、大人数の家族でもシェアプランの運用をしやすくなったと言えます。例えば、200GBプランを契約して8人のスマホでシェアした場合、1人あたり月25GB前後の通信量を使用できます。

●60歳以上向けのプランが豊富になった

 3つ目は、60歳以上の人を対象に提供されていた「やさしいプラン」について、値下げと新しい容量の追加があったことです。

 もともと「やさしいプラン」には、月0.2GB、3GB、6GB、8GBの通信量を使用できる4種類の通信プランがラインアップされていました。

 今回の改定では、まず月0.2GBのプラン「やさしいプランmini.」が220円安くなり、528円に。自宅でWi-Fi接続下での利用を前提にする人には、より嬉しい選択肢となりました。

 そして、1GB/2GB/4GB/5GB/7GB/9GB/10GBのプランが新設され、1〜10GBまでの容量から1GB刻みで選択できるように変わりました。これまで通信量が足りなくなることがあったという人は、通信量の変更を細かく検討しやすくなったわけです。

 ここまでに解説したとおり、数年前と比べると大容量プランの料金もかなり安価になってきています。今春に維持費を見直そうと思っている人は、ぜひ改めて格安SIM市場もチェックしてみてください。