相馬地方の消防本部でパワーハラスメントがあった問題で、新たに職員2人が免職や停職などの懲戒処分となりました。

パワハラで処分を受けたのは相馬消防本部の42歳の男性消防司令補と、相馬消防署新地分署の44歳の男性消防司令補の2人です。相馬消防本部によりますと、2人は2012年度から、後輩職員に向かって「穴開けちまうぞ」とドリルの刃を顔に向けたり、現金合わせて12万円を脅し取ったりしたほか、暴言や暴行などを日常的に行っていました。第三者委員会の報告を受けた相馬消防本部は9日付けで、42歳の男性消防司令補を免職に、44歳の男性消防司令補を停職6か月などの懲戒処分にしました。相馬消防本部では先月にも職員2人が処分を受けていますが、このほかにも5人からパワハラを受けたという訴えがあり、引き続き調査を進めています。