福島県の県北地方を中心としたイオン系店舗の出店戦略について、専門家に聞きました。

今回、新たにわかったのが福島市郊外に出店するイオンタウンで、2027年春の開業を予定しています。また、隣の伊達市には2026年以降に県内最大級となるイオンモールも出店を予定していて、郊外に商業施設が相次いで進出する予定です。

一方、福島市の中心市街地の福島駅東口では、2028年度の開業を目指し、再開発事業が計画されています。

こうしたイオンの出店についてマーケティングに詳しい流通経済研究所の山﨑泰弘常務理事は「車を使う若い世代をターゲットととして、郊外に出店する流れがある」と話しています。

一方、行政は駅前などの中心市街地に商業や医療を集中させるコンパクトシティを進めていますが、郊外で商業施設の出店が進む中で中心市街地の空洞化は 避けられないといいます。自分たちの生活する街の将来の姿をどのように考えるのか、私たちも考えていく必要があるかもしれません。