毎日、なんとなくテレビをつけっぱなしにしたまま、過ごしている方もいらっしゃるでしょう。 しかし、テレビを長時間つけたままの場合、電気代が気になります。   テレビは、種類やサイズによって電気代が異なり、なかでも、大きいテレビやプラズマテレビなどは消費電力が高く、その分電気代がかかります。 今、自分が使っているテレビの消費電力を知らないでいると、電気代が高額になってしまうおそれがあります。   そこで今回は、テレビにかかる電気代や、その計算方法をまとめました。 さらに、テレビの買い替え時に意識すべきポイントもご紹介します。   テレビにかかる電気代を知ることで、賢く節約しましょう。

月々のテレビにかかる電気代は種類によって異なる

テレビにかかる電気代は、画面の大きさや画素数、機能によって異なります。
例えば液晶テレビは、プラズマテレビや有機ELに比べて、消費電力が低いとされています。
 
テレビの電気代は、以下の計算式で確認してみましょう。
 
テレビの消費電力(キロワット)×テレビの視聴時間(時間)×1キロワットアワーあたりの電気料金
消費電力は、製品のカタログや取扱説明書などに記載されています。
実際に、この計算式に数字をあてはめて、電気代を算出してみましょう。
 
【消費電力が125ワットの液晶テレビを1日2時間視聴した場合】
※東京電力エナジーパートナー電力量料金単価:19.91円/キロワットアワー(〜120キロワットアワーの場合)
 
まずは消費電力を、ワットからキロワットに変換します。
 
125(ワット)÷1000=0.125(キロワット)
 
次に、先ほどの計算式にあてはめます。
 
0.125(キロワット)×2(時間)×19.91(キロワットアワー)=4.9775円
 
1日あたり約5円となり、1ヶ月だと150円の電気代がかかることが分かりました。
年間にしておよそ1800円です。
 
ちなみにプラズマテレビだと、消費電力が350ワットほどになるため、1日2時間視聴すると、1日あたり約14円、年間にすると約5040円です。
 
液晶テレビを使用することで、電気代を大幅に節約できます。
 

電気代を節約するなら省エネ性能がよいテレビを選ぶ

一般財団法人家電製品協会「スマートライフおすすめBOOK 2022」によると、最近では、省エネ機能を搭載したテレビが多く、10年前に比べて、約31%もの省エネ効果が期待できるそうです(32V型液晶テレビの場合)。
 
そこで、省エネ性能に優れているかどうかを確認するためのポイントを下記にまとめました。

●年間消費電力量:画面サイズが大きいほど、消費電力量は上がる
●「統一省エネラベル」の省エネ基準達成率:パーセンテージが高いほど、省エネ性能に優れている
●待機時省電力
●省電力機能:オフタイマーや明るさセンサーなどの機能

テレビを買い替える際は、大きさだけではなく、上記ポイントに注目して選ぶことが、電気代を節約するコツです。
 

自分に合ったテレビで電気代を節約

テレビは、種類や画面サイズによって、かかる電気代が異なります。
 
そのため、省エネ性能の優れたテレビにしたり、部屋の広さに適したサイズのテレビにしたりすることで、節約につながります。
 
ほかにも、基本的なことですが、テレビをつけっぱなしにしないことも大切です。
 
テレビを買い替える際には、今回ご紹介したポイントを意識してみましょう。
 

出典

一般財団法人家電製品協会 スマートライフおすすめBOOK 「スマートライフおすすめBOOK 2022」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー