松坂牛といえば「高価なぜいたく食材」というイメージをお持ちの方が多いでしょう。   頻繁に食べられないものだからこそ、その機会を楽しみにされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。   その楽しみのために、数日間は節約ご飯を続けて食費を浮かせるのも方法の一つでしょう。   本記事では、一週間のうち6日間納豆ご飯で我慢すれば、高価な松坂牛を食べられるくらいの節約ができるのかを確認してみましょう。

一週間、朝・夜に納豆ご飯を食べ続けた場合の食費はいくら?

日曜日の夜に松坂牛を食べるとして、月曜日から土曜日までの朝・晩12回と日曜日の朝の合計13回を納豆ご飯で済ませた場合だと食費はいくらになるのか計算してみましょう。
 
まず、3個入り127円の納豆を選んだ場合を想定します。
 
1食につき1パック食べるとすると、必要な納豆の個数は13個です。
つまり、納豆を購入するために必要な金額は、5パック分の635円になります。
 
そして、納豆にかかる費用に加えて、ご飯代の費用が必要です。
全国農業協同組合連合会 兵庫県本部の「お茶碗一杯分のご飯はいくら」によると、10キログラム4000円のお米で、お茶碗一杯あたり精米65グラムであり、ご飯一杯は26円とされています。
前述を基に、13回分として算出すると、ご飯代はおよそ338円です。
 
納豆代と合わせると月曜日から日曜日の朝までの13回にかかる食費は、およそ973円になります。
 

松坂牛はいくらで食べられるのか?

ここでは、焼き肉用の松坂牛を一人前200グラム7000円と仮定します。
 
納豆ご飯分のおよそ973円と合わせると、松坂牛を食べた週の食費はおよそ7973円ということになります。
 
また、焼き肉の場合はご飯や野菜・タレなども準備することになるため、もう少しかかることが想定できます。
 

1週間分の食費の平均と比較した場合は?

総務省統計局の「家計調査[家計収支編)単身世帯(2023年)」によると、単身世帯の一ヶ月あたりの食費の平均は4万2049円ということです。
 
これを4週間で割った場合、一週間の食費の平均はおよそ1万512円になります。
 
松坂牛を食べる代わりに朝と夜を納豆ご飯で節約し、さらに昼食を抜いた場合の食費が一週間約7973円なので、およそ2539円の節約ができているといえるでしょう。
 

一週間のうち6日間納豆ご飯で辛抱すると松坂牛を食べても節約になる!

日曜日の夜に松坂牛の焼き肉を食べるために、月曜日から土曜日の朝・晩と日曜日の朝を納豆ご飯で節約すると、一週間で7973円ほどかかることが分かりました。
 
単身世帯の一週間あたりの食費の平均は1万512円なので、平均額よりも下回り、日曜日だけ松坂牛を食べたとしても節約ができる可能性があるようです。
 
ただし、栄養面に考慮することも大切なので、納豆以外にもバランスよく栄養をとりながら節約できる方法を考えることをおすすめします。
 

出典

全国農業協同組合連合会 兵庫県本部(JA全農兵庫) お茶碗一杯分のご飯はいくら
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 表番号5
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー