人気が高まる都心のシェアオフィス 新しい形のクラウドファンディング

人気が高まる都心のシェアオフィス 新しい形のクラウドファンディング

「働き方改革」が叫ばれる中、日本の会社員の働き方にも変化が起きています。フリーアドレスやリモートワークの導入が進んだことで、土地代の高い都心のオフィスを小さくし、会議室などは必要なときに一時的に借りるというケースが増えています。   これまでは、一般的な貸し会議室は高コストで、予約手続も複雑でした。最近では、こうしたニーズに応え、コストを抑えて手軽に利用できる貸し会議室・レンタルスペースなどのワークスペースのシェアサービスが登場し、人気を得ています。   さらに、この貸し会議室・レンタルスペースなどのワークスペースへの投資を行う新しいファンド、「不動産クラウドファンディングサービス」が登場しました。  

人気が高まる都心のシェアオフィス

貸し会議室・レンタルスペースなどのワークスペースのシェアサービスでは、ワークスペースを貸したい人と借りたい人をつなげるサービスを提供しています。都心にありながら価格も安く、1時間500円程度からワークスペースを借りることができます。スマートフォンなどで、直前に予約することも可能です。
 
あるシェアサービスは、すでにワークスペースの登録数は5000物件を超え、会員数は2018年11月時点で16万人を突破したといいます。
 
延べ利用者数は約300万人(2018年11月時点)、月間予約申込数も2万件を超え、前年同月比で約45.7%増と、ニーズの高さを証明しています。また、顧客は一般会社員のほかに、情報通信業を中心とした法人会員も増えています。
 

3社が協働で新たな不動産の価値創造に取り組む

シェアオフィス運営会社が、ワークスペースの開発・運営を行うための初期費用の資金調達を目的としたクラウドファンディングもあります。資金調達担当する不動産クラウドファンディング企業としては、初めてのオフィスプロジェクトとなります。
 
対象となる物件のビルオーナーは、シェアオフィスサービス会社と、不動産クラウドファンディング企業の共通の株主である大手不動産会社。新たな不動産の価値創造に取り組む3社が協働して、考案・開発したプロジェクトだといいます。
 

東京・千代田区の好立地

対象となる物件は、近年再開発が進み、東京都内でも生産年齢人口が伸びている千代田区にあります。
 
周辺はオフィスだけでなく日本大学、明治大学が徒歩5分圏内、都営地下鉄三田線、新宿線、東京メトロ半蔵門線の神保町駅から徒歩5分と、アクセスも良いエリアに位置しています。複合施設ワテラス(2013年オープン)、東京医科歯科大学が徒歩10分圏内にあり、さまざまな需要が見込まれるエリアです。
 
対象区画は大手不動産企業が所有するオフィスビル(9階建)の、9階のワンフロア128.00平方メートル(38.72坪)で、必要な備品や設備を整備し、貸し会議室、レンタルスペースなどのワークスペースとしての利用を想定しています。
 
出資者の特典として、出資金額20万円毎に貸し会議室・レンタルスペースなどのワークスペースで利用できる、最大2000円の割引券が贈呈されるといいます。今後も同様の投資案件が登場しそうなので、注目していきたいですね。
 
執筆者:丸山隆平(まるやま りゅうへい)
経済産業ジャーナリスト
 
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