2023年3月、横浜銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 

第1位「eMAXIS 日経225インデックス」の概要

横浜銀行の3月ランキング1位は、「eMAXIS 日経225インデックス」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。3月は3.1%のプラスリターンとなり、3月末時点における1年騰落率も2.6%となっている。4月以降も、同ファンドが横浜銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■eMAXIS 日経225インデックス
基準価額 3万3473円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 451.52億円

<騰落率>
1カ月 3.1%
3カ月 8.4%
6カ月 9.1%
1年     2.6%

※3月末時点

全体を見て:インデックスファンドが人気

横浜銀行では、インデックスファンドの人気が高かった。ランキング4位の「eMAXIS NYダウインデックス」は、米国を代表する株価指数であるダウ・ジョーンズ工業株平均(NYダウ)(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。3月は-2.0%のマイナスリターンとなったものの、3月末時点における1年騰落率は+3.0%となっている。4月以降も、横浜銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■eMAXIS NYダウインデックス
基準価額 3万2984円
信託報酬 0.66%(年率・税込)
純資産残高 426.09億円

<騰落率>
1カ月 -2.0%
3カ月 -0.2%
6カ月  4.3%
1年      3.0%

※3月末時点

ここに注目:「日米連続好配当株式ファンド」が3位にランクイン

「日米連続好配当株式ファンド」が3位にランクインしている。同ファンドは、日米の連続増配企業に着目した運用を行い、基本組入比率は日本株式50%、米国株式50%である。そして、日本株式では「S&P/JPX配当貴族指数(配当込み)」、米国株式ではS&P500配当貴族指数(税引後配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果を目指す。2023年1月26日に新規設定されたファンドで、今後のパフォーマンスに期待している。

■日米連続好配当株式ファンド
基準価額 1万82円
信託報酬 0.759%(年率・税込)
純資産残高 19.61億円

<騰落率>
1カ月 -2.33%
設定来 0.82%(設定日 2023年1月26日)

※3月末時点

執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
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