ETFを活用しているのはこんな人

そもそもETFは投資信託の一種ですが、証券取引所に上場しているため、株式と同じように証券会社などを通じて証券取引所で売買できるのが特徴です。

ETFの運用会社であるGlobal X Japan株式会社では全国5778 人に調査を実施。そのうち投資経験者2833人の回答結果によると、「ETFを理解している人」の割合は40.3%でした。ETFを理解している人とは、投資経験者のうちETFを「既に活用している」人だけでなく、「名前を知っており説明できる」と選択した人も含みます。

興味深いのは、投資経験別でみた場合、投資初級者は28.7%なのに対し、中級者は61.2%、上級者は74.1%と、投資経験が上がるにつれて理解度が高くなっていることです。これは活用度についても同様の傾向であり、上級者に至っては約半数がETFを既に活用しているようです。

ETFの理解度・活用度(投資経験別)

出所:「ETF に関する意識調査 」

一方で年代別では、前述のETFを理解している人の割合は若い年代ほど高く、20代では実に4分の1以上がETFを既に活用しています。さまざまな金融商品のなかでは比較的歴史が浅く、日本でも順調に拡大したのは2001年以降ともいわれるETFですが、若い年代ほど抵抗なく受け入れているのかもしれませんね。


ETFの理解度・活用度(年代別)

出所:「ETF に関する意識調査 」

 

興味・関心が高いETFテーマは最近の世相を反映?

ETFにはさまざまなテーマのものがあるのをご存じでしょうか。日経平均やTOPIXといった市場全体をカバーするものから、業種別、大型株/小型株、高配当株、あるいはAI(人工知能)や地球温暖化といった特定のテーマ。さらには不動産や金など株式以外の投資対象まで、たくさんの種類があるんです。最近はどんなテーマへの興味・関心が高いのでしょうか。

調査によれば、前述のETFを理解している人のうち、興味・関心のあるテーマのトップは「半導体」、2位は「AI関連」であり、これは投資初級者から上級者まで同じ傾向でした(なお上級者は同率1位)。

過去最高益を更新する米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)やユーザー数が急拡大するChatGPTやCopilotを擁するマイクロソフトなど、最近の株価上昇をけん引する半導体・AIブームの影響もありそうです。ただ上級者ではどのテーマについても30%以上の人が興味・関心があると回答しています。幅広いテーマに目を向けることで、投資チャンスを狙っているのかもしれませんね。

興味・関心のあるETFテーマ(投資経験別)

出所:「ETF に関する意識調査 」

年代別でみても興味・関心の高さで、半導体、AI関連という2強は変わりません。しかし20代・30代だと「ゲーム&アニメ」、40代・60代だと「バイオ関連」「クリーンエネルギー」、50代だと「ロボティクス」といった具合に、3位以下は各年代で興味・関心に違いがみられます。

また配当利回りが高い企業に投資する「配当型」が全ての年代で上位に食い込んでいることから、ETF選びの際に配当金に着目する人も多いようです。

興味・関心のあるテーマTOP5(年代別)

出所:「ETF に関する意識調査 」

■調査概要 
調査方法: インターネット調査
調査期間: 2024 年 3 月 26 日〜4 月 2 日
調査対象: 全国 20 代以上の男女
有効回答: 5,778 人
 (うち 投資経験者 2,833 人 )