【中国の視点】米中:9月に同時利下げか、中国A株式市場への外資流入は加速も

世界の中央銀行が金融緩和に向けた政策スタンスが鮮明になっているなか、米中両国が9月、同時に利下げを実施する可能性が高まっている。

中国のエコノミストは、世界景気の減速懸念が高まっていることに伴い、通貨安競争が再びやってくる可能性が高いと指摘。通貨安競争が実施される前、金融緩和策が先行する公算が大きいと強調した。欧州の金融緩和決定を受け、米中が金融緩和を追随しなければ、自国通貨が高くなる可能性が高いため、金融緩和の実施が必然的な流れだとの見方を示した。

今月17-18日(米現地時間)に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを実施する確率が100%だとみられており、利下げ幅は25bp(ベーシスポイント)になると予測されている。また、12月も25bpの利下げが実施されると予想されている。

中国では、年内2回の利下げが実施されるとの見方が優勢になっている。1回目は9月20日前に実施されると予測されている。ただ、不動産市場への大量な資金流入を防ぐため、大幅な利下げが控えられる公算が大きいと指摘されている。

世界的な金融緩和スタンスが鮮明になっていることに伴い、中国のA株式市場への外資流入がこれから加速すると予想されている。なお、9月6日までの1週間のモルガンスタンレーA株センチメント指数(MSASI)は前週比で5%上昇。モルガンスタンレーは、通年では400億米ドルから700億米ドルの資金が海外からA株式市場に流入すると予測している。


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