3日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が見込まれる。2日の米国市場ではNYダウが25ドル高と小幅に上昇。雇用統計をはじめとする雇用関連指標の発表を週後半に控え、様子見姿勢が強い中でも経済活動の正常化への期待は根強く買い先行の展開。ただし、高値警戒感から景気敏感株を中心に利益確定の動きも見られている。一方で、長期金利の落ち着きを受けてハイテク株の一角が買われており、ナスダックは小幅に上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比55円安の28875円。円相場は1ドル109円50銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り優勢の展開となりそうだが、米国ではハイテク株の一角を見直す動きが見られており、ややグロースシフトが意識されやすいだろう。昨日はトヨタ<7203>が連日で史上最高値を更新する形でTOPIXをけん引する格好となったが、本日は値がさハイテク株の動向にも関心が向かいやすいところ。日経平均は29000円回復後の調整が続いているが、25日線辺りが支持線として機能しており、28500円処での底固めの動きに。週末の雇用統計の発表などを見極めたいところから上値を積極的に買う流れにはならないものの、押し目買い意欲は強そうである。

 また、ここ数日は先物主導での仕掛け的な売買が目立っているが、短期のヘッジファンドによる仕掛け的な売買が中心であり、その後のカバーの動きも早いため、上下いずれも大きく値幅が出る場面においては逆張りスタンスといったところか。薄商いのなかで大きく値幅が出やすいところであるが、足元の水準からは28500円から29000円辺りでのレンジ推移を想定しておきたい。

 また、昨日のマザーズ指数は下落となったが、25日線までの戻りをみせていたこともあり、戻り待ちの売りは想定内といったところ。また、コロナ禍で恩恵を受けるとして先行して物色されていた銘柄への利益確定の流れが目立っていることも指数の重荷とはなるものの、物色対象の変化によるところであり、需給が悪化しているとの見方には繋がらないだろう。物色対象を探る動きも強まってきそうである。