5月13日−17日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。



■15日(水)午後6時発表予定

○(欧)1-3月期域内総生産改定値-速報値は前年比+0.4%。

参考となる速報値は前年同期比+0.4%。中核国であるドイツで建設投資と輸出が回復したことなどが成長に寄与した。改定値では大きな修正はないと予想されており、成長率は速報値と同水準の見込み。今後については個人消費の動向が成長を左右するとみられる。



■15日(水)午後9時30分発表予定

○(米)4月消費者物価コア指数-予想は前年比+3.6%

参考となる3月実績は前年比+3.8%。サービス価格や住居費の上昇が続いており、インフレ率のすみやかな低下は期待できないとの見方が多い。4月のコアインフレ率は3月実績と変わらない水準となる可能性がある。



■16日(木)午前8時50時発表予定

○(日)1-3月期国内総生産速報値-予想は前期比年率−1.5%

成長率は2四半期ぶりにマイナスとなる見込み。物価上昇や自動車大手の認証不正による減産などが経済成長を圧迫したようだ。4-6月期以降については個人消費、輸出、設備投資などの顕著な回復は期待できないため、経済成長率は低い伸びにとどまる見込み。



■17日(金)午前11時発表予定

○(中)4月小売売上高-予想は前年比+3.8%

参考となる3月実績は前年同月比+3.1%で市場予想を下回った。不動産市況は不透明であり、内需はやや低迷。個人消費の顕著な回復は期待できないことから、4月については3月実績をやや上回る伸びにとどまる可能性がある。



○その他の主な経済指標の発表予定

・14日(火):(米)4月生産者物価コア指数

・15日(水):(欧)3月ユーロ圏鉱工業生産、(米)4月小売売上高

・16日(木):(豪)4月失業率

・17日(金):(中)4月鉱工業生産