今週は米国の消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)の重要インフレ指標に加えてパウエルFRB議長が講演を予定しており、注目材料となる。



また、ユーロ圏や日本もGDPやCPI,PPIが発表されるため、金融政策の行方を判断するうえで重要となる。英国では金融政策決定会合を受けて、速やかな利下げ観測が強まっているが、雇用関連指標に注目。



米5月ミシガン大消費者信頼感指数が予想以上に悪化したが地政学的リスクや大統領選挙などへの懸念よりもインフレや失業への懸念が影響したという。高インフレに加え、パンデミック貯蓄も減少しつつあり、消費の鈍化が予想される。ただ、インフレ改善の停滞が証明されると、ドルはもみ合いとなる可能性がある。



■今週の主な注目イベント

●米国

13日:4月NY連銀1年インフレ期待

14日:4月PPI、パウエルFRB議長が講演

15日:ニューヨーク連銀製造業景気指数、4月CPI、4月小売売上高

16日:新規失業保険申請件数、4月住宅着工・建設許可件数、4月輸入物価指数、4月鉱工業生産・節義稼働率

17日:4月景気先行指数



●欧州

14日:独CPI

15日:ユーロ圏GDP

17日:ユーロ圏CPI



●英国

14日:失業保険申請件数、失業率



●日本

14日:PPI

16日:GDP、鉱工業生産



●中国

17日:小売売上、鉱工業生産