■NY株式:NYダウ68ドル安、速やかな景気回復期待が後退



米国株式市場はまちまち。ダウ平均は68.13ドル安の33677.27ドル、ナスダックは146.10ポイント高の13996.10で取引を終了した。予想を上回った3月消費者物価指数を受けインフレへの懸念が強まったほか、当局がジョンソン・エンド・ジョンソン製造の新型コロナワクチン接種中断を勧告したため、経済活動の再開が滞り回復が抑制されるとの懸念が広がり寄り付き後、下落した。長期金利の低下を受けてハイテクが強く、下値を支えた。その後、原油価格の上昇や政府が全国民への供給に十分なワクチンを確保していることを明らかにすると、警戒感が後退。引けにかけて下げ幅を縮小した。セクター別では、自動車・自動車部品が上昇、銀行が下落した。



電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)はマスク最高経営責任者(CEO)が車体整備所の構築を検討していると述べたほか、ビットコイン価格の上昇などが好感され上昇。投資会社アルティメーター・キャピタル・マネジメント(AGCUU)のSPACはシンガポールの配車サービス、グラブ・ホールディングスが同社との合併を通じて、米国市場へ上場すると発表し、大幅上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は2カ月連続でネットで航空機売り上げ増を報告し、上昇した。一方、製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は当局による同社製コロナワクチンの接種中断勧告が嫌気され、下落。航空会社のデルタ(DAL)、ユナイテッド(UAL)なども、経済活動の再開の遅れが再び需要を抑制するとの懸念に、下落した。



携帯端末のアップル(AAPL)は20日にオンラインで「spring loaded」と題した新製品イベントを開催すると発表した。新型アイパッドプロなどの発表が予想されている。



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■NY為替:米長期金利低下を意識してドル売り強まる



13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円60銭まで上昇後、109円02銭まで下落して、109円05銭で引けた。予想を上回った米3月消費者物価指数(CPI)を受け、一時ドル買いが強まったのち、米当局がJ&J製ワクチン接種を中断するよう勧告したため、ワクチン普及混乱が経済活動の再開に支障をきたすとの懸念が広がったことが要因。30年債入札が好調な結果となったことから、長期金利の低下に伴うドル売りも観測された。



ユーロ・ドルは1.1879ドルまで下落後、1.1956ドルまで上昇し、1.1951ドルで引けた。ユーロ・円は130円12銭から130円44銭まで上昇。ポンド・ドルは1.3695ドルまで下落後、1.3758ドルまで反発。英中央銀行金融政策委員会(MPC)のホールデン氏が、6月会合後に退任する意向を表明したことから、金利先安観が台頭し、ポンド売りが一時優勢となった。ドル・スイスは0.9255フランから0.9198フランまで下落した。





■NY原油:続伸で60.18ドル、米長期金利低下やユーロ高を意識した買いが入る



NY原油先物5月限は、続伸(NYMEX原油5月限終値:60.18 ↑0.48)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比+0.48ドルの60.18ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.64ドル−60.59ドル。米長期金利の低下やユーロ高を意識した買いが入った。ただし、原油の需給関係がただちにひっ迫するとの見方は少ないことから、60ドル台後半には戻り売りの興味が残されているようだ。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  39.32ドル   -0.74ドル(-1.85%)

モルガン・スタンレー(MS) 79.53ドル   -0.65ドル(-0.81%)

ゴールドマン・サックス(GS)327.68ドル  -4.16ドル(-1.25%)

インテル(INTC)        65.22ドル   -0.19ドル(-0.28%)

アップル(AAPL)        134.43ドル  +3.19ドル(+2.43%)

アルファベット(GOOG)    2267.27ドル +12.48ドル(+0.55%)

フェイスブック(FB)     309.76ドル  -1.78ドル(-0.57%)

キャタピラー(CAT)      229.35ドル  -1.58ドル(-0.68%)

アルコア(AA)         31.24ドル   -0.53ドル(-1.67%)

ウォルマート(WMT)      139.37ドル  -0.43ドル(-0.31%)