■NY株式:NYダウ34ドル安、ハイテク株の売りが重し



米国株式市場は反落。ダウ平均は34.94ドル安の34742.82ドル、ナスダックは350.38ポイント安の13401.86で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が長期にわたり大規模緩和を据え置くとの見方に、寄り付き後、上昇。本年の景気回復期待も根強く、ハイテク株から景気循環株への移行が続き、ダウは日中取引で史上最高値を更新した。しかし、高値付近での利益確定売りに加えハイテクの売りにおされ引けにかけて下落に転じた。セクター別では、家庭・パーソナル用品が買われた一方、自動車・自動車部品が売られた。



商業REITのサイモン・プロパティー・グループ(SPG)はアウトドアブランドのエディー・バウアー買収を発表し、上昇。検索のアルファベット(GOOG)やソーシャルネットワーク・ウェブサイトを運営するフェイスブック(FB)はシティが投資判断を引き下げたため、それぞれ下落した。バイオのノババックス(NVAX)は同社開発の新型コロナワクチンに関する緊急使用許可の申請を6月まで行わない見通しだとの報道が嫌気され、下落。オンラインカジノを運営するドラフトキング(DRFT)やペン・ナショナル・ゲーミング(PENN)は、ケンタッキーダービーの優勝馬が薬物陽性で失格の可能性が高まったとの報道で、軒並み下落した。



カジノ運営のウィン・リゾーツ(WYNN)は取引終了後に1-3月期決算を発表。営業収入が予想を下回り、時間外取引で下落している。



Horiko Capital Management LLC







■NY為替:英国の政治不安後退でポンド買い強まる



10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円65銭から108円87銭まで上昇し、108円84銭で引けた。4月米雇用統計のさえない結果を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)は大規模緩和を長期間維持するとの見方でドル売りが優勢となった。その後、ダラス連銀のカプラン総裁がインタビューで「経済が著しく進展したら緩和縮小協議を早めに開始することが健全」との見解を再表明したほか、今週予定されている国債入札を織り込む債券売りが優勢となり、長期金利が上昇に転じたためドル売りも後退。



ユーロ・ドルは1.2178ドルまで上昇後、1.2128ドルまで下落し、1.2129ドルで引けた。ユーロ・円は132円36銭から131円99銭まで下落。ポンド・ドルは1.4107ドルから1.4155ドルまで上昇した。スコットランド選挙結果を受けて、英国からの独立をめぐる住民投票の早期実施への懸念は後退し、ポンド買いが優勢となった。ドル・スイスは0.8986フランまで下落後、0.9014フランまで上昇した。







■NY原油:もみ合いで64.92ドル、米国株安を意識して上げ渋る



NY原油先物6月限は、もみ合い(NYMEX原油6月限終値:64.92 ↑0.02)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+0.02ドルの64.92ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは63.95ドル−65.75ドル。アジア市場で65.75ドルまで買われたが、その後は伸び悩み、ニューヨーク市場の中盤にかけて63.95ドルまで下落。その後、65.07ドルまで戻したが、時間外取引では米国株安を嫌気して64ドル台後半で推移。







■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  42.05ドル   -0.13ドル(-0.31%)

モルガン・スタンレー(MS) 86.47ドル   -1.23ドル(-1.40%)

ゴールドマン・サックス(GS)368.68ドル  -2.21ドル(-0.60%)

インテル(INTC)        55.97ドル   -1.70ドル(-2.95%)

アップル(AAPL)        126.85ドル  -3.36ドル(-2.58%)

アルファベット(GOOG)    2341.66ドル -57.03ドル(-2.38%)

フェイスブック(FB)     305.97ドル  -13.11ドル(-4.11%)

キャタピラー(CAT)      242.61ドル  +1.62ドル(+0.67%)

アルコア(AA)         41.04ドル   -0.16ドル(-0.39%)

ウォルマート(WMT)      140.82ドル  +0.62ドル(+0.44%)