■NY株式:NYダウ164ドル安、暗号資産相場の急落や緩和縮小の可能性を警戒



米国株式市場は続落。ダウ平均は164.62ドル安の33896.04ドル、ナスダックは3.9ポイント安の13299.74で取引を終了した。暗号資産相場の急落を警戒し、寄り付き後、下落した。しかし、アトランタ連銀のボスティック総裁が「暗号通貨にシステミックリスクはない」とするなど、金融市場における暗号資産の割合が限られているとの見方が広がり、下げ幅を縮小。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した4月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、もし、経済の速やかな成長が継続した場合、大規模緩和を見直す可能性も示唆したため緩和縮小の可能性を警戒した売りに戻りも限定的となった。セクター別では、エネルギーや自動車・自動車部品が売られた一方で、半導体・同製造装置が買われた。



半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は20年ぶりとなる40億ドル規模の自社株買い計画を発表し、上昇。ディスカウント小売りのターゲット(TGT)は第1四半期決算で予想を上回る内容を発表し、上昇した。一方、電気自動車メーカーテスラ(TSLA)は、保有している大量のビットコイン資産価値の減少が嫌気され、下落した。また、暗号資産の売買ができるプラットフォームを供給するコインベース(COIN)は相場の急落で取引高が急増し、システムが一時停止したことが嫌気され、下落。



ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ(CSCO)は引け後に決算を発表。第4四半期増収率見通しが市場予想を下回ったことなどが嫌気され、時間外取引で下落している。



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■NY為替:ドル反発、将来的な米量的緩和策縮小の思惑広がる



19日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円58銭まで下落後、109円30銭まで反発し、109円22銭で引けた。暗号通貨相場急落や株安を警戒してリスク回避の円買いが優勢となった。その後、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(4月27-28日会合分)で、複数の参加者が、「経済が急回復した際には資産購入ペースの調整に向けた議論を始めるのが適切」と指摘したことが判明し、金融緩和縮小の思惑を受けてドル買いが再燃した。



ユーロ・ドルは1.2239ドルまで上昇後、1.2160ドルまで反落し、1.2176ドルで引けた。欧州連合(EU)は、ワクチン接種を完了した渡航者についても隔離措置なしでの入域を許可することに合意したとの報道を受けてユーロ買いが一時優勢となった。ユーロ・円は133円38銭から132円64銭まで下落。ポンド・ドルは1.4180ドルから1.4100ドルまで下落した。ドル・スイスは0.8996フランまで下落後、0.9048フランまで上昇した。







■NY原油:大幅続落で63.36ドル、供給増加を警戒した売りが入る



NY原油先物6月限は、大幅続落(NYMEX原油6月限終値:63.36 ↓2.13)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比-2.13ドルの63.36ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは61.95ドル−65.35ドル。アジア市場の序盤で65.35ドルまで買われたが、まもなく反落し、ニューヨーク市場で61.95ドルまで下落した。イランは原油輸出を開始するとの見方が広がり、供給増加を警戒した売りが優勢となった。欧米株安も嫌気された。







■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  41.97ドル   -0.19ドル(-0.45%)

モルガン・スタンレー(MS) 86.05ドル   -0.92ドル(-1.06%)

ゴールドマン・サックス(GS)358.38ドル  -6.18ドル(-1.70%)

インテル(INTC)        55.36ドル   +0.52ドル(+0.95%)

アップル(AAPL)        124.69ドル  -0.16ドル(-0.13%)

アルファベット(GOOG)    2308.71ドル +5.28ドル(+0.23%)

フェイスブック(FB)     313.59ドル  +3.63ドル(+1.17%)

キャタピラー(CAT)      236.87ドル  -2.60ドル(-1.09%)

アルコア(AA)         36.17ドル   -3.67ドル(-9.21%)

ウォルマート(WMT)      141.92ドル  +0.01ドル(+0.01%)