15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:FOMC待ちながら押し目買い意欲は強そう

■パーク24、21/10下方修正 営業利益▲35億円←135億円

■前場の注目材料:東洋紡、宇都宮に新工場、MLCC用離型フィルム増産





■FOMC待ちながら押し目買い意欲は強そう



15日の日本株市場は、買い一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうである。14日の米国市場ではNYダウが85ドル安の一方で、ナスダックは104ポイント高だった。連邦準備制度理事会(FRB)が15日から16日にかけて開催する連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあり、景気敏感株を中心に利食い優勢の展開。一方で10年債利回りが依然1.5%を割り込んだ水準で引き続き安定したためハイテク株は強い動きを見せていた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の29235円。円相場は1ドル110円10銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まろう。日経平均は75日線に上値を抑えられるトレンドを形成していたが、この抵抗線を突破してくることが見込まれる。これにより今後は5月の戻り高値水準を意識したトレンド形成が期待されてくることになりそうである。FOMCの結果待ちから積極的な上値追いは慎重になりやすく、買い一巡後はこう着感の強い相場展開がコンセンサスとなるものの、29000円水準を支持線とした押し目買い意欲は強そうである。



また、米国では景気敏感株への利益確定に対して、長期金利の落ち着きを背景にハイテク株への買いが目立ってきている。ナスダックの強い値動きから指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料となる可能性もあることから、日経平均の下支えとして意識されよう。また、為替市場では1ドル110円台で推移していることから、輸出関連などへの物色も見られそうである。



その他、ナスダックとの連動性からマザーズ指数も強い動きが期待されるところ。マザーズ指数は75日線を支持線に変えてきており、指数寄与度の大きい時価総額上位銘柄などへは値幅取り狙いの資金が向かいやすいところである。さらに、米国では景気敏感株への利益確定の動きが見られているものの、国内においてはワクチン接種が加速しており、まん延防止措置解除の動きなども見られるなか、経済活動の正常化への期待による物色は一段と強まりやすいだろう。





■パーク24、21/10下方修正 営業利益▲35億円←135億円



パーク24<466>は2021年10月期業績予想の修正を発表。営業損益は135億円の黒字予想から35億円の赤字に下方修正した。新型コロナウイルスの影響から6月末に予定される緊急事態宣言の解除後も駐車場やカーシェアの利用回復が遅れる。年間配当予想は当初の5円(前期は無配)から無配とし、今期の株主優待制度も中止する。





■前場の注目材料



・日経平均は上昇(29161.80、+213.07)

・ナスダック総合指数は上昇(14174.14、+104.72)

・シカゴ日経225先物は上昇(29235、大阪比+95)

・1ドル110円00-10銭

・SOX指数は上昇(3255.34、+45.28)

・海外コロナワクチン接種の進展

・世界的金融緩和の長期化

・株価急落時の日銀ETF買い





・東洋紡<3101>宇都宮に新工場、MLCC用離型フィルム増産

・大和ハウス<1925>30年に「森林破壊ゼロ」、木材調達300社に計画要請

・ファナック<6954>CNC刷新、事前再現で工数削減

・ホンダ<7267>JAXAと宇宙で長期滞在の環境構築

・トヨタ<7203>レクサスにPHV、新型NX、今秋日本投入

・エフテック<7212>メキシコ工場増強、足回り部品の生産能力、23年2.5倍

・SHOEI<7839>中国・上海に子会社設立、市場調査など

・ソニーグループ<6758>物流ドローンに意欲、他社と連携も

・NEC<6701>変革先導へ新組織、新中計で150プロジェクト始動

・オービック<4684>ソフトテスト技術認証で最高位取得、品質向上へ技術力活用

・日機装<6376>深紫外線LEDで感染予防、一般向け除菌装置

・三菱ケミHD<4188>大口径GaN基板量産、次世代EV技術実現に貢献

・塩野義<4507>下水中のコロナ検出、北大とライセンス契約





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・特になし



<海外>

・10:30 豪準備銀行6月理事会議事要旨